不眠症とかかわりが深いのは○○県!?不眠症治療にみられる県民性
の順でした。
服用期間が長いのは石川県
治療薬の服用期間についてはどうでしょうか。調査対象者の中で、継続して治療薬を服用している人のうち、服用期間が3年以上と比較的長期間に及んでいる人の割合は、全国平均で56.2%でした。不眠症状を改善するために、多くの人が長期間治療を続けていることがわかります。
都道府県別にみると、服用期間が3年以上の人が最も多いのは石川県で、その割合は70.0%。次いで埼玉県・愛媛県が68.0%で続いています。一方、最も少なかったのは富山県で、38.3%でした。次に長野県(42.0%)、さらに宮崎県・福井県・千葉県(各44.0%)という結果でした。
最上位の石川県と最下位の富山県では30%以上の開きがあるので、大きな差があるといえるでしょう。
いずれの項目も上位に顔を出す愛媛県
これらの結果からは、不眠症と不眠症治療薬の服用について、地域ごとに特徴的な傾向があるとまでははっきりといえませんでした。ただし、この調査の3項目について、いずれも上位3位以内に入っている唯一の都道府県がありました。それは愛媛県。どうしてなのか理由は定かではありませんが、不眠症の疑いがある人が多く、治療薬を服用している人、また服用期間が長期化している人も多いという結果になりました。