原因となるものに接触してから数時間以内に症状が出るといわれています。かゆみや痛みをともなうことがあります。
金属アレルギーの場合は、男性よりも女性、特に40代の女性に多く見られるといわれています。症状が重くなると、日常生活で必要な小銭やカギなどに使われている金属にも、アレルギー反応をすることがあります。金属アレルギーが疑われる場合は、早い段階で専門医を受診することをおすすめします。
アレルギー性皮膚炎の治療
皮膚炎の症状が現れたら、まずは原因物質を特定することが重要です。特定することができれば、対策をとることができ、予防にもつながります。湿疹が出現したら、数時間前までさかのぼり、何と接触したかを考えて原因物質を特定しましょう。
アレルギー性皮膚炎の予防対策として、「いつ湿疹ができたか」、「どのようなときに発症したか」、「湿疹ができた場所はどこか」を湿疹ができる毎に記録を残しておくと原因物質を特定しやすくなります。たとえば、口のまわりに湿疹ができる場合は、調味料や果物などの食品が原因の可能性が高いと考えられます。
原因物質を特定することと同時に、薬を使用して治療も行います。ステロイド外用薬や塗り薬での治療が一般的ですが、抗ヒスタミン剤を服用することによって強いかゆみの症状を抑えることができます。