ビューティ情報『【お医者さんに聞いてみよう!】Q:転んで尻もちをついた母が腰の痛みを訴えるので受診、圧迫骨折と診断されました。』

【お医者さんに聞いてみよう!】Q:転んで尻もちをついた母が腰の痛みを訴えるので受診、圧迫骨折と診断されました。

<「圧迫骨折」の手術療法>
症状が重かったり、骨折をした部位が脊髄を圧迫して、神経症状を起こしたりした場合には手術が考慮されます。圧迫骨折による神経症状として起こりやすいものとしては、筋力の低下や直腸膀胱症状(便失禁や尿失禁など)、知覚麻痺などが挙げられます。手術療法が選択された場合にはいくつかの術式があり、従来から行われている骨の移植をしたり金属製のねじや棒で固定したりする固定術のほかに、椎体形成術といって骨折した椎体に充填物を入れて痛みを低減する術式もあります。

また、椎体形成術の一種で、BKP治療と呼ばれるバルーン(風船)のような器具を用いて行う、より効果的な手術も新しく導入されています。

ただ、手術を行うとやはり、入院、全身麻酔ということになりますし、合併症の可能性もありますのでよく見通しを検討した上で行うことが大切です。

保存療法と手術療法、結局どちらが圧迫骨折の治療によいのか、というはっきりした医学的な結論は今のところないのですが、もし、現在痛み以外に神経症状がなく、受傷されて間もないということでしたら、しばらく安静を保って様子を見ることも一つの選択かとは思います。

早期に回復されますようお祈りしています。

Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています

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