【お医者さんに聞いてみよう!】Q:初産が高齢出産になる場合、具体的にどのようなリスクが高くなるのでしょうか?
また、よくいわれるように、妊婦さんが高齢である場合、生まれてくる赤ちゃんのダウン症のリスクが上がります。25歳未満の出産では2,000例に1例、35歳では300例に1例、40歳では100例に1例と上がって行きます。これは高齢出産のリスクとしてよく話題になる点です。加えて、母体側の心配として、高血圧やむくみ、たんぱく尿といった症状が出る「妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)」にかかりやすくなるといわれています。これは症状によっては管理のために入院を要するほど、お母さんと赤ちゃんにとって心配な状態です。
<将来の出産に備えて生活面での注意点は?>
高齢出産のリスクとなる点をお話ししましたが、全ての妊娠・出産にはリスクが伴いますし、年齢にかかわらず大多数の妊婦さんが元気な赤ちゃんを産んでいるわけですから、必要以上に心配をされることはないと思います。
また、今からできる生活上の注意点についてですが、高齢出産に備えるために特別な注意というものはありませんが、禁煙を守る、野菜や果物を含め栄養バランスの取れた食生活を心がける、定期的な運動習慣を身につける、十分な睡眠とストレス解消の機会を持つ、といったことは大切だと思います。ご参考になれば幸いです。
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