【お医者さんに聞いてみよう!】Q:甲の中指と小指の中手骨から手首寄り2cmのあたりを机の角にぶつけました。
ご相談者さまがご心配されているように、これらの腱が骨折した部分を引っ張ることによって小さな骨のかけらが遊離してしまう、いわゆる剥離骨折の状態になってしまうこともあります。また、中手骨の手首寄りの部分は、手首を構成している手根骨(しゅこんこつ)との間にCM関節と呼ばれる関節面を構成しています。この関節面はとても面積が小さく、可動性は本来あまりありません。
<放置せず、早めに医師の診察を>
ただ、中手骨基部の骨折を起こすとこの関節面が破壊されてしまい、脱臼骨折と呼ばれる状態になることもあります。これは、そのままにしておくと後々まで痛みが残る可能性があるので、早期にできるだけ元の形に近くなるよう整復を行わなくてはなりません。
また、中手骨基部骨折に比べると頻度は低いものの、ぶつけた位置や力のかかり方によっては手根骨のどこかを骨折している可能性があり、表面上腫れが目立たない場合でも、一度早めに整形外科を受診し、レントゲン写真を撮るなどして骨の状態を確認しておく必要があります。
もしかすると打撲のみであるかもしれませんが、もし骨折があった場合には状況により手術をしての整復やギプス固定が必要になる場合もあります。また、骨折に気づかないことで骨が本来の状態ではない形でくっついてしまったり、慢性的な痛みが残ったりする可能性もありますので、ぜひ湿布のみで放置せず、近日中に専門医の診察を受けてくださいね。
どうぞお大事にしてください。
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