実は避けたほうがいいんです… 管理栄養士が教える「にんじんのNG食べ方」
にんじんは一年中手に入りやすく、和洋中どのような料理でも合うため、家庭料理に使いやすい食材ですよね。しかし、食べ方や調理方法によっては、その栄養価が十分に活かされないことがあります。今回は管理栄養士の筆者が、にんじんのNGな食べ方や調理方法、にんじんに含まれる栄養価について解説します。
にんじんに含まれる栄養素とは
にんじんは緑黄色野菜のひとつであり、栄養価が高いイメージがあるかもしれません。実際にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。にんじんに含まれているおもな栄養素や、期待される健康効果について解説します。
β-カロテン(ビタミンA)
にんじんの鮮やかなオレンジ色は、β-カロテンによるものです。β-カロテンは体内でビタミンAに変換されて働きます(※1)。
ビタミンAは目の健康や皮膚・粘膜の健康維持に役立ちます。また、抗酸化作用があり、免疫機能の強化や老化予防にも効果が期待されています(※2)。
ビタミンC
ビタミンCにも抗酸化作用があり(※2)、免疫力の向上や老化予防などに役立つとされています。また、肌の弾力を保つコラーゲンの生成に不可欠であり、皮膚や粘膜の健康のためにも重要な栄養素です。