実は避けたほうがいいんです… 管理栄養士が教える「にんじんのNG食べ方」
カリウム
カリウムは、体内の水分バランスを調整してくれる栄養素です。余分なナトリウムを体の外に排出する作用があるため、高血圧やむくみ予防の効果が期待されます(※3)。塩分を多く摂ったときには特に補給したい栄養素です。
にんじんのNGな食べ方とは
にんじんにはビタミンやミネラルが豊富に含まれていますが、食べ方によってはせっかくの栄養素を十分に活かしきれない可能性もあります。ここからはにんじんのNGな食べ方について解説します。
にんじんの皮を全てむいてしまう
にんじんの皮の近くには多くのβ-カロテンが含まれているため、皮をむいてしまうと重要な栄養素が失われます。栄養素をしっかり摂りたい場合は、にんじんは皮つきのままよく洗ってから皮ごと食べるのが理想的です。
汚れや食感などが気になる場合は、なるべく薄めに皮をむいて調理しましょう。
長時間茹でる
にんじんを長時間茹でると、水溶性のビタミン(特にビタミンC)が流れ出てしまいます。また、加熱しすぎると食感が損なわれる可能性も。にんじんは蒸したり、電子レンジで加熱したりと、なるべく短時間で加熱するようにしましょう。
油を全く使わないで調理する
にんじんに含まれるβ-カロテンは油に溶けやすい性質があり、油と一緒に摂ると体内での吸収率が高まります(※4)。