子宮筋腫や内膜症が簡単にわかる! 産婦人科医が教える「婦人科検査の受け方」
続いて下着を脱いでいただき(下半身のみ)、「内診台」と呼ばれるイスに座っていただきます。
仰向けに寝た状態で開脚の姿勢で検査を行います。経腟超音波検査では、プローブと呼ばれる指1.5本分程度の太さの棒を腟に挿入します。医師が子宮・卵巣の様子を超音波による画像で確認し、検査は終了です。
ーー腟の中にプロープを入れるとき、痛くないですか?痛みを抑えるコツがありましたら教えてください。
大島さんプロープは細いので、性交渉の経験がある方は、挿入による痛みはほとんどありません。この検査で痛みがある場合、内膜症などの病気による場合があります。緊張して腟が閉じてしまうと、痛みを感じやすいので、なるべくリラックスして、ゆっくり深呼吸をして受けていただきたいです。
経腟超音波検査は最も手軽な検査
ーー経腟超音波検査でわかる病気が、他の方法でもっと手軽にわかる方法はないのでしょうか?
大島さん経腟超音波検査は他の検査と比べ、最も手軽にできる検査です。痛みもなく、数分で済み、放射線を浴びることもなく、自費診療でも比較的安く受けられるほか、婦人科診察室ですぐにできる検査です。ほかに、例えばMRI検査がありますが、30分程度の時間がかかり、費用も保険診療で1万円程度と、さらにハードルが高くなります。