月経前症候群の原因は睡眠の質! 専門家直伝「自律神経を整え快眠できる」方法
つまり、月経前は寝つきが悪くなります。寝つきが悪くなり、深い眠りまでの到達スピードが遅くなれば、総睡眠時間内での深い眠りの長さが短くなってしまい、睡眠中の覚醒が増えることも多くなります。
月経前はメラトニン分泌も少ない
日中はつらつと過ごすために必要なセロトニンは、太陽を浴びたり、歩行などのリズム運動をすることで分泌します。夜暗くなると睡眠を促し安定させるメラトニンが分泌します。
しかし、月経前は、メラトニン分泌も通常よりも少なくなるということがわかっています。
月経前は睡眠の質が悪い
このように月経前は、深部体温もメラトニン分泌も両方とも課題が生じやすく、結果、睡眠の質が悪くなってしまいます。
睡眠の質が悪くなると、前頭連合野という論理的思考に関係のあるおでこのあたりの脳機能が低下することがわかっています。低下すると、論理的な思考が難しくなり、普段ならイライラしないようなことでもイライラしたり、自分を責めてしまって自己嫌悪に落ちいりがち。もしかしたら、あなたは、睡眠の質が悪いことで、前頭連合野の働きが悪くなり、メンタル面に影響が出ているかもしれません。
とにかく、睡眠の質をあげよう!
月経前の睡眠の質を高めるための対策を考えていきましょう!
1.月経前は40.5度のお風呂に15~20分浸かる
通常ですと、40度のお風呂に15分浸かることで、深部体温が約0.5度上昇させられるのでその入浴法で問題ありませんが、月経前でPMSの症状が出ている場合、温度を少し上げて、時間も15~20分と長くしていきましょう。