膣にも乳酸菌がいいって本当? 医師が教える「デリケートゾーンの痒み、乾燥対策」
善玉菌がいれば悪玉菌を抑えることができるんですが、加齢やストレスで善玉菌が減ると膣内が酸性に保たれなくなってしまい、痒みなどのトラブルにつながることにもなります。そのため最近では膣内の乳酸菌が着目されています。
バービーさん腸だと実際に摂取することで乳酸菌が届くイメージがあるのですが、膣内にはどうやって乳酸菌が届くのでしょうか?
友利先生腸から膣にダイレクトに乳酸菌がいくわけではなく、腸から排便される過程でその乳酸菌が移行されると言われています。そのため、どんな乳酸菌でもいいわけではなく、膣内の乳酸菌にしっかりアプローチができるというエビデンスがとれている「乳酸菌 UREX」が配合されたものを選ばないといけないんです。
バービーさんなるほど。そうすると妊活にも影響は出てくるんですか?
友利先生そうなんです。最近は子宮内の炎症が着床を妨げているのではないかと言われています。膣内の乳酸菌フローラがバランスを崩して膣内が酸性に保たれなくなることが、慢性の炎症につながって子宮内にも波及して不妊に影響が出るのではないかと言われています。
そのため、妊活において子宮内の環境を整えるために、まずは膣内環境を整えることもフォーカスされています。