ムヒとウナ、どう違う? 薬剤師直伝「ドラッグストアで買える“効果的な虫刺され薬”」
抗ヒスタミン剤はそのはたらきを抑え、痒みをやわらげる効果があります。後述するステロイドよりも注意点が少なく、使いやすいのが特徴です。
もうひとつはステロイドの入ったものです。痒みだけでなく、炎症による赤み、腫れも鎮める効果があります。この薬は、刺された部分が傷になっているところに使うと逆に悪化することがあるので注意してください。そのような時はステロイドに加えて抗生剤の入ったものを使用するようにしてくださいね。また、長期使用すると副作用が発生することもありますので、4週間以上の漫然とした使用はしないように注意してください。
特に子どもに使用する場合は肌への負担が少ないものを選びましょう。
ステロイドが入っていない赤ちゃん用の薬がありますので、そちらを使うようにするとよいでしょう。
新ウナコーワクール(興和株式会社)
液体タイプのおくすりで、ステロイドは入っていません。抗ヒスタミン剤のジフェンヒドラミン塩酸塩と、かゆみが伝わるのを止める働きのあるリドカインという成分がダブルで痒みを鎮めてくれます。さらにl-メントールの効果により塗ったところがスーッとして、痒みをやわらげることができます。