スタミナ飯やアイス好きは要注意!【国際中医薬膳師監修】「夏の胃腸疲れ」の特徴と対策
つまり、こってりとした食事ではなくても、気力や体力は補えると考えられているのです。
こってりとした食事がすべてNGというわけではなく、そのときの自分の体質に合わせて「元気になる食事」を選ぶことが大切だと思います。
冷たいアイスが、かえってだるさを招くことも
冷たくて甘いアイスは心の栄養になるので良いと思いますが、お風呂上がりのアイスが習慣になっている人は要注意。「冷たくて甘い食べ物」は甘さを感じにくいので、思っている以上に甘味料を摂取していることがあります。甘いものの取りすぎは体にだるさをもたらしやすく、胃腸の機能低下を招く原因にもなりかねません。また、砂糖の取りすぎは血流に悪影響を及ぼし、むくみの原因になることもあります。
特に身体がだるくなりがちな月経中は、甘いものが欲しくなる人もいるでしょう。しかし、白砂糖たっぷりのスイーツやチョコレートを摂りすぎると血液の流れが滞りやすいため、月経中は特に避けた方がよいとも言われています。
クールダウンできる食材はアイス以外にもたくさんある!
夏の薬膳では、「暑さを冷まして胃腸を労わる」ことが基本とされていますが、アイスや冷たい麺などで内側から冷やそう、という意味ではありません。