色やにおいをチェックして!【女医監修】「おりもの」でわかるカラダのサイン
おりものの変化とホルモン
女性の体は、女性ホルモンの影響を受けて一定の周期で変化を繰り返しています。ほぼ1か月ごとの変化が月経周期による変化です。その他にも一生の中で大きな変化があり、それに合わせておりものの状態にも変化が起こります。
1.月経周期による変化
月経周期によって、次のような変化が考えられます。おりものの変化のパターンを覚えておくと、排卵日が近いなど自分の体の状態を把握しやすくなるはずですよ。
・月経前(黄体期)
濃い黄色やクリーム色で、やや粘り気がある状態になります。月経の数日前から少量の血液が混じることもあります。
・月経後(卵胞期)
少量で水っぽいか、一時的になくなることもあります。
その後、排卵にむけておりものの量が増えていきます。
・排卵期
透明のゼリー状で、よく伸びる状態です。卵白のようなとろみのある性状になります。
2.年齢による変化
おりものの量や質は、年齢によっても変化します。初めて月経を迎えてから、だんだんおりものの量が増えていくとされます。
10代のうちは、女性ホルモンの分泌が安定しないため、月経周期の不安定さとともに、おりものも安定しないことがあるでしょう。