「これって更年期? それとも体調不良?」女性の不調を支えて120年のプロに聞いてみた【症状・対処法】
、更年期中とは違う症状が出ることがあります。 肩こりや腰痛、疲れやすさ、寝つきの悪さや眠りの浅さ、冷え性などが代表的な症状です。
「自分はまだ更年期じゃない!」と認めず、不調を我慢する人も多い
このように一般的に言われている更年期の症状はあるものの、『命の母』のブランドマネージャーの佐中さんは「更年期の症状は千差万別で、自覚しにくいため対応が遅れがちになる」と話します。さらに詳しくお話を伺いました。
ーー実際には、更年期を迎えた女性にはどんな変化が起きているのでしょうか?
佐中さん「この症状があるから更年期だ」と断定できるものではなく、年齢でも区切ることもできないため、更年期のスタート時期はあいまいです。
また、もともと女性は個人差はあるものの生理による身体の不調を習慣的に感じているため、体の不調が珍しく感じないのも、更年期による不調だと気づけない理由のひとつです。心身ともに不調を感じつつも「加齢によるもの」「PMSの症状が続いているだけ」と軽く捉える女性が多くいらっしゃいます。
人によっては、更年期に対してネガティブなイメージを持っていることもあり、身体の不調を感じつつも「自分はまだ更年期でないから、薬は飲みたくない」