座っている時間を1時間減らして身体活動に充てると脂肪肝である可能性が2割減と試算
なお、本研究の知見は横断的検討により得られたものであり、因果関係を明らかにすることはできていません。また、対象者が首都圏の人間ドック受診者であり、通勤などによる活動量が多い集団でした。よって、得られた結果が活動量の少ない人や他の地域の人に当てはまるかについては、更なる検討が必要です。
■発表論文
掲載誌 : Alimentary Pharmacology & Therapeutics
論文タイトル: Dose-response relationships of accelerometer-measured sedentary behaviour and physical activity with non-alcoholic fatty liver disease
著者 : Kenji Tsunoda, Naruki Kitano, Yuko Kai, Takashi Jindo, Ken Uchida, Takashi Arao
DOI番号 :
https://doi.org/10.1111/apt.16631
■用語解説
【統計学的な予測】集団の1日当たりの平均座位行動時間を60分減らして、中高強度活動時間60分増やした場合に、非アルコール性脂肪肝である可能性がどのように変化するかを試算しています。