2022年2月9日 14:00
意外と知らない!?毎日のアイメイクで気をつけたいポイント 瞳を大きく見せるメイク、実はドライアイを深刻化させている可能性 目に優しいアイメイクとケア方法を“瞳の保湿ベール”を乱す原因と共に解説
長引くマスク生活の中で、アイメイクに力を入れる女性も多いのではないでしょうか。最近ではアイメイクが原因となりドライアイ症状を訴える女性も増えています。目の乾きのカギを握っているのが涙の蒸発を防いでいる“瞳の保湿ベール(油層)”。保湿ベールがアイメイクの影響で乱れ、ドライアイ症状につながってしまいます。どのようなアイメイクに注意が必要か、ケア方法とともに眼科医の有田 玲子先生より解説します。
【アイメイクによって「マイボーム腺」が詰まってしまうと、ドライアイのリスクに】
なぜアイメイクをするとドライアイになる可能性があるのでしょうか。それはアイメイクの成分によってまつげの付け根にあるマイボーム腺という腺が詰まってしまうことが最も大きな原因です。では、マイボーム腺が詰まるとなぜドライアイになるのか、マイボーム腺とドライアイの関係性をご説明します。
【マイボーム腺が詰まるとドライアイになりやすい理由】
●涙は蒸発を防ぐために“瞳の保湿ベール”に守られている
瞳を覆っている涙。実はただの水分ではありません。涙は3層構造になっており、最も外側には目の表面の水分が蒸発するのを防ぐ、「油層」があります。