ビューティ情報『ピロリ菌が胃がんの原因であることを医師自らが“飲んで”解明 ピロリ菌が発見された4月14日を「ピロリ菌検査の日」と制定』

2022年4月7日 11:00

ピロリ菌が胃がんの原因であることを医師自らが“飲んで”解明 ピロリ菌が発見された4月14日を「ピロリ菌検査の日」と制定

2013年からは内視鏡検査でピロリ菌感染胃炎と診断されれば、保険診療で除菌が可能となり、除菌療法は急速に普及するようになりました。さらには若年者の新規ピロリ菌感染の減少も相まって、近い将来、日本から胃がんはなくなると期待されるようになりました。
ところが、最近の報告(J. Gastroenterol. 2020;55:281)では除菌で胃がん発生のリスクが下がることは確かですが、除菌後も胃がん発生の頻度は無視できないほど大きいことがわかってきました。例えば、ピロリ菌感染者で除菌しない場合は、1年間にその0.5%が胃がんを発症しますが、除菌をしてもその頻度は年間0.35%で、それほど劇的に胃がん発症が減るわけではありません。したがって元からピロリ菌に感染していない場合を除いて、一度ピロリ菌に感染した人では除菌後も胃がん早期発見のための定期的な胃カメラ検査が欠かせません。
このようにピロリ菌はいったん感染してしまうと、除菌後も胃がん予防のための定期的な検診が必要になります。よって、ピロリ菌感染予防、ピロリ菌感染者のピロリ菌除菌あるいは抑制、そしてピロリ菌除菌後のケアの重要性を、多くの人々に再認識してもらうため、このたび4月14日を「ピロリ菌検査の日」

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