ビューティ情報『ピロリ菌が胃がんの原因であることを医師自らが“飲んで”解明 ピロリ菌が発見された4月14日を「ピロリ菌検査の日」と制定』

2022年4月7日 11:00

ピロリ菌が胃がんの原因であることを医師自らが“飲んで”解明 ピロリ菌が発見された4月14日を「ピロリ菌検査の日」と制定

と制定いたしました。<ピロリ菌発見の歴史>
マーシャル博士とウォーレン博士は、胃炎を発症した胃粘膜に、後にピロリ菌と命名されるらせん状の細菌が多数棲息していることを発見しました。彼らは、これらの細菌が胃炎の病因であると考え、寒天培地での純粋培養を何度も試みましたが成功に至りませんでした。しかし、1982年4月14日、イースター休暇を終えたマーシャル博士が研究室にもどり、たまたま取り出すのを忘れ恒温室に5日間置き去りにされていた培地をみると、そこにはらせん菌のコロニーが形成されていました。培養に成功したこの細菌は、これまでに見たこともない4日間という長期培養を必要とする未発見の細菌であり、これが現在ヘリコバクターピロリと呼ばれているピロリ菌でした。すなわち、ピロリ菌発見の瞬間でした。
さらに、マーシャル博士自身がピロリ菌を30mLのスープとともに飲む臨床実験により、1週間後の早朝、激しい吐き気と嘔吐を繰り返し、内視鏡検査では急性胃炎を発症したことから、ピロリ菌は胃炎の原因であることが証明され、その後、消化性潰瘍、さらには胃がんの原因であることも明らかになりました。
これらの業績により、ウォーレン博士とマーシャル博士の2人は、2005年のノーベル医学・生理学賞を受賞しました。

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