くらし情報『健康診断で胃に問題なしでも油断は禁物!「胃痛」を軽く考えるのはNGな理由【医師解説】』

2024年2月21日 02:40

健康診断で胃に問題なしでも油断は禁物!「胃痛」を軽く考えるのはNGな理由【医師解説】

胃のイメージ


胃の周辺が痛む「胃痛」はよくある不調の1つ。更年期は自律神経が乱れやすく胃酸の分泌が過剰になるため、更年期世代に多い症状ともされています。しかし、胃痛が起きても市販薬で済ませてしまうことも多いのではないでしょうか? 総合診療医の菊池大和先生は、胃痛が起きたら受診することをすすめます。自己判断で軽く考えてはいけない理由を聞きました。

教えてくれたのは…
監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

Q:「胃痛」とはどんな症状?

A:みぞおちあたりに痛みが起こること
胃痛の女性


みぞおち付近に痛みを感じることを胃痛といいます。胃痛は多くの場合、胃酸過多による胃粘膜の炎症(胃炎)により引き起こされます。

胃酸は強力な酸であり、食物と一緒に胃に入ってきた細菌を殺菌したり、消化を促したりする働きがあります。通常は胃粘液によって胃は胃酸から守られています。ところが暴飲暴食、ストレス、自律神経の乱れなどが引き金となり胃酸の分泌が過剰になると、胃酸と胃粘液のバランスが崩れ、胃がダメージを受けてしまうのです。

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