タニタ調べ くらしや運動、健康状態からフレイルの状態にあるかをチェック 4人に1人が「フレイル」、3人に1人が「プレフレイル」の恐れがあることが明らかに
年齢別にみると、多くの層で女性が男性を上回りました。地域別にみると、北海道・東北が18.7%と、全体と比べて5ポイント以上高くなりました。
【iii.低栄養評価の2項目(問11、12)の質問にともに該当する場合】については、該当する人の割合は、全体では5.9%、男性は6.1%、女性は5.7%となりました。
【iv.口腔機能に関する3項目(問13-15)の質問のうち2項目以上に該当する場合】については、該当する人の割合は、全体では19.5%、男性は19.4%、女性は19.6%となりました。
年齢別にみると、50歳~54歳では18.4%と約5人に1人が該当しており、口腔機能の低下は早い年代からも懸念されることがわかりました。
さらに、ii.運動器の質問5項目、iii.低栄養評価の2項目、iv.口腔機能に関する3項目を並べて、性別、年齢別、地域別にみたところ、ほとんどの層で、口腔機能、次いで運動器に関して該当する人の割合が高い結果となりました。フレイルは、早めにその兆候に気づき、適切な対応をとることで元の健康な状態に戻れる可能性があること(可逆性)が特徴です。一方で、栄養や口腔機能、身体活動、社会参加のいずれかが低下することで、からだ全体の衰えが加速する“フレイル・ドミノ”が起きる恐れがあります。