タニタ調べ くらしや運動、健康状態からフレイルの状態にあるかをチェック 4人に1人が「フレイル」、3人に1人が「プレフレイル」の恐れがあることが明らかに
、3人に1人が「プレフレイル」の恐れがあることが明らかに
フレイルやフレイルの前段階の状態にある人はどのくらいいるのでしょうか。
全回答者(2,500名)に、くらしや運動、健康状態についての質問25項目(厚生労働省作成の基本チェックリスト)を提示し、自身にあてはまるかどうか回答してもらいました。このチェックリストは、生活機能の低下による要介護状態になる恐れがある高齢者を早期に把握することを目的につくられたもので、2020年から始まった75歳以上の後期高齢者を対象に行われる健康診査(通称フレイル健診)では、このチェックリストを簡易化した10項目の問診票が使われています。
今回、25項目のうち4~7項目に該当した場合を「プレフレイル(フレイルの前段階)」、8項目以上に該当した場合を「フレイル」の可能性があるとして分析を行いました。その結果、「フレイル」に該当するのは26.0%、「プレフレイル」は36.4%、「フレイルに該当しない」は37.6%となりました。すでにフレイルの状態にある人や、フレイルの予備群の状態にある人は少なくないようです。フレイルは、適切な対応を取ることで元の健康な状態に戻れる可能性があること(可逆性)