<セミナーレポート公開>ハリのある肌を維持するカギは、真皮の細胞に働きかけるインナーケア 内側から美肌成分を生み出す「プロテオグリカン」の可能性
、弘前大学などとともにプロテオグリカンの研究開発に取り組んでいる一丸ファルコス株式会社よりプロテオグリカンの研究担当者が登壇いたしました。
※高瀬 聡子先生の「高」は正式にははしごだかです。
■講演(1)「肌年齢を決めるのは内側のハリ 細胞に働きかけるインナーケアへの注目」
ウォブクリニック中目黒 総院長 高瀬 聡子先生
高瀬 聡子先生講演(1)
エイジングの最新研究では、ペースオブエイジングと呼ばれる、老化のペースには個人差があり、見た目が若い人は体内も若いという考え方が注目されています。
肌の老化という観点からは、深いシワだったり、ほうれい線、ツヤのなさといった症状が見られます。それらの症状は主に肌のたるみによって引き起こされています。たるみの原因は、肌の内部である真皮層のECM(細胞外マトリクス)が少なくなることで隙間ができ、真皮の弾力が衰えることです。また、加齢によって、ECMを構成する美肌成分のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンの減少に加えて、これらを産生する真皮の線維芽細胞も減少してしまいます。そのため、美肌成分を生み出す力自体も減少してしまいます。