2023年3月3日 09:30
職場における受動喫煙調査(2022年12月)実情と企業が取り組みたい対策を紹介
■職場における受動喫煙対策として、企業ができること
前述のとおり、約半数の方が「職場で受動喫煙対策が行なわれている」と回答しており、受動喫煙の健康リスクや対策の必要性は、しっかり認知されているようです。
その一方で、6割を超える方が「職場の受動喫煙対策はもっと強化されるべき」と回答していることを考慮すると、今後はさらなる対策が求められるといえるでしょう。
職場の受動喫煙対策はもっと強化されるべきか
そこで、職場での受動喫煙対策を行なうにあたって、企業が押さえるべき3つのポイントを紹介します。
◇社内の喫煙状況と、適応されるルールを正しく把握する
職場における効果的な受動喫煙対策を実施するためには、まず従業員のうち喫煙者がどの程度いるのかを正しく把握する必要があります。施設や業務内容によって喫煙者の人数や喫煙頻度は変わるため、アンケートなどで具体的に調べることが大切です。
さらに、取引業者やお客様など従業員以外の方が施設を利用する場合、その方々の喫煙状況も把握しなければなりません。
また、業種や施設の種類によっては「全面禁煙」が義務付けられているケースもあるため、詳細なルールも併せて確認したいところです。