ビューティ情報『「日本唾液ケア研究会」にて3月26日開催の教育セミナーレポート 唾液中の有用な成分「IgA」や「アミラーゼ」の最新知見を学ぶ』

2023年4月5日 10:15

「日本唾液ケア研究会」にて3月26日開催の教育セミナーレポート 唾液中の有用な成分「IgA」や「アミラーゼ」の最新知見を学ぶ

■腸活で唾液の感染防御力を上げる
かつては腸活といえば、便秘対策を目的としたものが主流でしたが、2000年以降、腸内細菌の役割や病気との関わりが明らかになるにつれて、「腸を健康にして、さまざまな疾患の予防・改善や、免疫力の向上につなげたい」という目的に変わってきました。実際に、腸内細菌のバランスがよくなるとIgA産生細胞が活性化されて、IgAの産生量が増えることがわかっています。
IgAの産生量を増やす食品として知られているのは、ヨーグルトや納豆、キムチなどの「発酵食品」、海藻やきのこ類に含まれる「水溶性食物繊維」、胃や小腸で吸収されず、大腸に届いて腸内細菌のえさになる「フラクトオリゴ糖」です。これらは腸活によい食品でもあります。

腸活によいとされる乳酸菌に関して、山本先生らが行った研究では、施設に入所している健康な高齢者に、乳酸菌OLL1073R-1で発酵したヨーグルトとプラセボのヨーグルトを継続して摂取してもらったところ、乳酸菌OLL1073R-1で発酵したヨーグルトを摂取した群では、唾液中のIgAが増えました。また、その時期に流行していたインフルエンザ(A/H3N2亜型)に交叉する唾液中IgAも増えています。

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