ビューティ情報『「日本唾液ケア研究会」にて3月26日開催の教育セミナーレポート 唾液中の有用な成分「IgA」や「アミラーゼ」の最新知見を学ぶ』

2023年4月5日 10:15

「日本唾液ケア研究会」にて3月26日開催の教育セミナーレポート 唾液中の有用な成分「IgA」や「アミラーゼ」の最新知見を学ぶ

を中心に槻木先生がレクチャーを行いました。

「日本唾液ケア研究会」にて3月26日開催の教育セミナーレポート 唾液中の有用な成分「IgA」や「アミラーゼ」の最新知見を学ぶ

進化する唾液

■唾液中のアミラーゼが多いと、あんかけ料理がすぐにサラサラに
アミラーゼは、でんぷん(糖の一種)を分解する消化酵素です。口腔内ででんぷんを分解し、小腸で吸収しやすくする働きがあります。唾液中のアミラーゼが多い人があんかけ料理を食べると、あんがあっという間にサラサラの水状になります。反対に、唾液中アミラーゼの少ない人は、あんかけ料理をトロトロのまま食べられます。

ではなぜ、唾液中アミラーゼの多い人と少ない人がいるのか。これには、「ヒト唾液アミラーゼ遺伝子(AMY1)」が関係しています。AMY1の数は人によって異なり、AMY1が多い人は唾液中アミラーゼの量が多く、AMY1の少ない人は唾液中アミラーゼが少ないのです。
遺伝子の数の相違には「コピー数多型」という現象が関係しています。ヒトの場合は通常、両親から遺伝子を1コピーずつ受け継ぐので計2コピーの遺伝子をもつことになります。ところがコピー数多型が起きると、遺伝子のコピーが0や1に減ったり、3以上に増えたりします。

■でんぷんを多く含む食事をする日本人は唾液中アミラーゼが多い
いくつかの研究から、「でんぷんを多く摂るヒトの集団では、AMY1のコピー数が多い」

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