自発的な身体活動により、骨格筋が肥大することを確認 ―豊かな環境が動物モデルに与える影響を検証―
これまでの行動神経科学を中心とした研究では、豊かな環境における視覚、感覚刺激が脳機能の向上をもたらすことがわかっていたが、身体活動との関係は不明であった。
2. 遅筋/速筋:一般的に、筋トレによって鍛えられる主な筋肉は速筋型であり、加齢初期段階において筋萎縮するのも速筋型からと言われている。先行研究から、遅筋型の筋肉は、速筋型に比べ、筋トレなどのトレーニングでは筋量を増やしにくいことがわかっている。つまり、姿勢を保持する遅筋型筋肉の萎縮を予防することは難しいとされている。
3. ヒラメ筋:遅筋型に分類され、マラソンなどでその特性を発揮できる持久性が高い筋肉。また、地球の重力に対して、姿勢を保持するために働く筋肉(抗重力筋)の一つであり、生活する上でなくてはならない筋肉でもある。宇宙などの無重力環境による筋肉量の低下(筋萎縮)においては、遅筋型の筋肉が先行して萎縮すると言われている。
【利益相反】
著者には開示すべき利益相反はありません。
【財源情報】
本研究は、JSPS科研費(16H05919およびJP26560336)の助成を受けて行われました。記して深謝します。
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プレスリリース提供元:@Press
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