【オリーブオイル健康ラボ 季節のおすすめ情報コラムを公開】毎日の食卓でできる花粉症対策!EPAを味方につけて、オリーブオイルでアレルギー反応を軽減
、トロンボキサン(TX)、そしてロイコトリエン(LT)ができます。オメガ6からできるロイコトリエンのB4はアレルギー反応を引き起こし、オメガ3からできるB5はアレルギー・炎症反応を鎮めるように働きます。従って、アレルギー症状を鎮めたいなら、オメガ3系の脂肪酸をより多く摂取すると良いのです。
オメガ6系、オメガ3系多価不飽和脂肪酸の代謝経路
■アレルギー症状を鎮める「オメガ3系優位」の食生活を送るために不可欠な「調理油」はオリーブオイル!
一般に、日本食ではEPAを多く含む背の青い魚(イワシ、サバなど)をよく食べることから、多価不飽和脂肪酸の摂取はオメガ3系優位になっているといわれていますが、現在、わが国で調理油によく使われている植物油はリノール酸を多く含み、オメガ6優位になりがちです。しかもオメガ3系の食用油は加熱に弱く、調理用の油にオメガ3系を使用することはできません。つまりせっかく背の青い魚を調理しても、リノール酸を多く含むゴマ油、サラダ油を使うと、必然的にオメガ3に対してオメガ6の摂取比率が高くなり、アレルギー反応が高まってしまうのです。
その点、オリーブオイルの油脂の脂肪酸はオメガ9系のオレイン酸がその成分の75%を占めているためオメガ3、オメガ6比には影響は少なく、青魚のオメガ3系脂肪酸の働きを活かすことができるのです。