スーパーホテルとブレインスリープが全国1万人を対象とした睡眠環境・睡眠習慣に関する共同調査の結果を公開
睡眠の質が悪い人は、設定湿度が低い傾向
就寝環境の湿度は、温度と同様、睡眠に大きな影響を及ぼします。就寝時の寝室での湿度管理器具の利用状況を、季節別に調査すると、多湿環境である夏は約76%が利用しているものの、春・秋・冬は利用しない人が5割を下回るなど、就寝時には湿度管理はあまり行わせていないことがわかりました。
特に春は7割以上が非利用で、湿度環境と睡眠の関係性をみると、睡眠時間が極端に短い人(4時間未満)や長い人(9時間以上)、また睡眠の質が悪い人(睡眠の質D判定)は、設定湿度が低い傾向にありました。
就寝時の湿度管理器具の利用率と設定湿度
なお、睡眠学の観点から湿度は適正に保つことが理想とされているものの、本調査においては湿度管理器具の利用していない人の方が睡眠時間は短いものの、睡眠の質がよい傾向にありました。これはそもそも睡眠に悩んでいる人が睡眠の質改善のために就寝環境にこだわりを持っている可能性も示唆されるため、今後、スーパーホテルでは実際の客室を活かし、更なる検証を行ってまいります。
睡眠の質(ランク):オリジナルの質問の回答結果をスコアリングし、さらに4段階A~Dランクに置き換えました。