出産する場所はどこがいい? ママの悩みに助産師がアドバイス!
医師とのコミュニケーションを図れるというメリットがあり、出産時の家族の立会いなどの希望にもフレキシブルに対応できるところが多いようです。リスクを伴う出産の場合、大学病院などと連携していると安心です。
土日、夜間をオープンにするなど、サービス面の充実化を図っているところもあります。ただし、どうしても医師や看護師などのスタッフ数が少ないため、夜間などは迅速に対応できない場合もあります。また、診察のみで出産は行っていない場合もあるので、事前に確認しましょう。自宅に近く、雰囲気のいい産院を選びましょう。
■助産院
助産師さんが開業している施設で、家庭的な雰囲気の中で自然な出産ができます。栄養や運動など生活面でのアドバイスやサポートが充実しており、細かい質問などにも親身になって対応してくれるところが多いようです。
健康な妊婦で、正常な妊娠経過をたどっていることが前提です。助産師さんは医師ではないので医療行為はできません。緊急の時、病院との連携システムが整っているかを事前に確認しておくことが大切です。
里帰り出産のメリット・デメリット
■里帰り出産のメリット
妊婦が安心して出産を迎えられることが大きなメリットです。特に初めての出産には不安が多いですから、両親が側にいると精神的な支えになります。産後も十分休養をとることができますし、経験者である母親から育児のアドバイスを受けられるという利点もあります。
■里帰り出産のデメリット
病院が変わるため、妊娠から出産までを同じ医師にみてもらうことができません。実家が離れている場合には里帰りのための移動も体の負担になります。
また、約2カ月間は夫と離れて暮らすことになるため一緒に出産の喜びを分かち合えない、夫に父親の実感がなかなかわいてこないという点もデメリットといえるでしょう。出産後、実家から自宅に戻ったときに突然育児と家事をすべてひとでこなさなければならなくなり、ストレスがたまりやすくなることもあるようです。
※参考:基礎知識(妊娠中)「自分に合った産院選び」「里帰り出産について」【監修:三鷹レディースクリニック院長・医師 天神尚子先生】