常にしびれが…。産後の手のしびれについて助産師がアドバイス!
効果的ではありますが、ピンポイントで注射を打たなければ効果がないため、医師の技術に左右されるというデメリットもあるようです。また授乳中のステロイドの使用については医師の意見が分かれるところでもあるので、きちんと説明を受けたうえでの治療が必要です。
症状が改善しなかったり、再発を繰り返すような場合は、腱鞘の鞘を開く手術(腱鞘切開)をおこないます。
育児をしながら安静になんてできるの?
ドケルバン病の治療は安静が第一とはいえ、毎日の赤ちゃんのお世話を控えているママには難しいかもしれません。サポーターやテーピングなどで固定しながら、なるべく親指を使わないようにすることが大切です。文字を書くこと、お箸を使うこと、スマホの操作などは避けましょう。
赤ちゃんを抱っこする際には、腕全体で支えるようにしたり、抱っこひもを活用しましょう。また、授乳の際にはクッションを使ったり、添い寝授乳をするなどの工夫すると、ママの負担が軽減されるのではないかと思います。
そしてなにより、ご主人をはじめ周りの人の協力を得ましょう。買い物の荷物を持ったり、赤ちゃんのお風呂などはおまかせしてしまいましょう。
出産後は赤ちゃん中心の生活で自分のことは二の次!という方が多いかもしれません。症状が悪化すると、ものが持てなくなるなど、日常生活に支障をきたすことも。手首に痛みや腫れがある場合は、整形外科を受診しましょう。
※参考:ニュース(医療)「元AKB48メンバー 川崎希さんも患った『ドケルバン病』ってなに?」【著者:助産師 REIKO】