子育て情報『石けんで洗いすぎ、なぜNG?赤ちゃんの肌ケアテク【ママ医師直伝】』

2019年8月28日 17:05

石けんで洗いすぎ、なぜNG?赤ちゃんの肌ケアテク【ママ医師直伝】

さまざまな「刺激」から守る!

お肌にとって刺激になるものとは
うんち、汗、食べ物、ヨダレ、などなどです(ホコリや化粧品とかもですね)。

これらがお肌についちゃったときには、なるべく早く取ってあげるとよいです。
今の季節はあせもが多いですが、あせもがひどい子はシャワーをして汗の刺激を取り除いてあげるのもいいと思います。


皮脂を落としすぎないために

ただ、シャワーをするときはひとつ注意点が。
皮脂欠乏の状態の赤ちゃんの肌なので、石鹸を使うと皮脂を落としすぎてしまいます。石鹸を使って汚れをしっかり落とすのは1日1回にしておいて、汗やうんちを流すシャワーのときはさっと流す程度にしましょう。拭くときにゴシゴシこするのも良くありません。やさしく水分を拭き取るようにしましょう。

どんな保湿剤を使えばいい?

「保湿剤」と一言で言ってもクリーム、ローション、バーム、オイルなど、いろいろな種類がありますよね。

どれを選べばいいか気になるところですが、私たちの基礎化粧品も化粧水(肌に水分を与える)→クリーム(水分を閉じこめた肌にフタをする)という順番のことが多いですよね。(産後は忙しくて2段階にする暇がないかもしれませんが…!)

赤ちゃんも同じで、肌がカサカサしていたら水分をあげて(化粧水やローション)、そのあとに水分が逃げないようにフタをしてあげると良いです。
(クリームやバーム、オイル)

あまり肌トラブルのない赤ちゃんであれば、水分も油分も含まれているクリームが手軽で良いと思います!

ローションは、クリームよりは保湿力が劣るのですが、夏場はクリームのベタベタを嫌がる子も多いので、そんなときはローションもうまく使ってあげてください。

著者:医師 医療法人アドベンチスト会東京衛生病院 小児科医師 保田典子 先生
医療法人アドベンチスト会東京衛生病院小児科医師。株式会社メドイース代表取締役。2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。

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