うんちがどうなったら便秘?おすすめ対処法は【3児ママ小児科医の育児】
便秘になったら、どうすればいい?
子どもが便秘で苦しまないためには、やはり「水分をたくさん摂る」「繊維質が多い食べ物を摂る」が王道です。
うちの子どもたちにはバナナやさつまいもなど「これを食べるとうんちが出る」という鉄板食材があるので、便秘が気になりだしたら、それを食べさせています。
うんちを出してあげる方法として、この3つがおすすめです。
綿棒浣腸
綿棒浣腸は、綿棒の先にベビーオイルやワセリンを少量つけ、1~2cmほど肛門に入れて、やさしく「の」の字を書くようにクルクル回します。あまり深く入れ過ぎると、腸を傷つけてしまうことがあるので注意してください。この方法は、うんちが肛門近くまで降りてきていないと刺激しても出ないので、なかなか降りて来ない子には向きません。出なくても焦らずに。
グリセリン浣腸
市販の浣腸液があるので、それを使ってみてください。綿棒浣腸で出なくてもグリセリン浣腸だと出たりしますし、何より速効性があるので、コントロールしやすいです。(説明書の容量を守るようにしましょう。
生後4カ月未満の赤ちゃんが使える市販薬はありません)
お腹マッサージ
特に、ヒマシ油(ドラッグストアで売ってます)を使ってマッサージすると、皮膚から浸透して自然の下剤効果があり、少し出やすくなります。すぐ出したいときにはおすすめしません。
マッサージの方法は、なでるようにするのではなく、おなかの右下(向かって左下)を強めに押す ⇒ 少し上に場所を移して押す ⇒ おへその上を押す……といった具合に、おなかを時計回りにギュッギュッと続けて押していってあげるのが効果的です。少し強めがいいですが、お子さんがオエッてならない程度にしてくださいね。
慣れてくると「これだけうんちが出てないから、急がなきゃ痛がっちゃうぞ…!」というタイミングがわかってくると思うので、そのときの状況に合わせてこれらの便秘対処法をやってみてください。
【月齢別】おすすめ便秘対処法
浣腸やお薬は癖になるからなるべく避けた方がいいと言われたりしますが、そのまま放っておいて苦しいのはお子さんなので、きちんと対処してあげましょう。