子育て情報『絵本っていつから読み聞かせたらいいの?月齢別の選び方とポイント』

絵本っていつから読み聞かせたらいいの?月齢別の選び方とポイント

親の隠れた思いはそっと横に置いて、純粋に絵本を楽しみましょう。では、各月齢の絵本の選び方です。基本的には、ママの好きな絵本でOKです。

●生後3~4カ月ごろ
音が表現されているシンプルな絵本がおすすめです。ママが声色を変え、間をとりながら読めたら、なお最高!

●生後5~7カ月ごろ
音のリズムがある絵本、言葉が繰り返されているシンプルな絵本がおすすめです。

●生後8~11カ月ごろ
あいさつやいないいないばあなどの普段ママとしている題材、食べ物や車など身近なモノが出てくる絵本がおすすめです。1歳前後になると、少しずつ簡単な物語性のある絵本が読めるようになってきます。

1歳過ぎて幼児期になっていくと「同じ絵本ばかり読んでいるけど大丈夫?」と思うこともあるかもしれません。
でも、子どもにはお気に入りの絵本があり、飽きずにずっと読むこともあります。同じ絵本を読みながら、今の赤ちゃんの興味をどんどん広げてあげましょう。

また、3~4カ月向けの絵本を1歳になって読むのはダメなのかというと、そうではありません。絵本は何歳になっても読み続けることができます。ただ、低月齢の赤ちゃんに長い物語の絵本を読むのは少し違うかなと思います。

いつ、何冊、絵本を読めばいい?

絵本を読む時間(タイミング)や数に決まりはありません。遊んでいるとき、お出かけの移動中、寝る前などママがゆったりと読める時間に絵本タイムを取り入れましょう。保育所では、遊びスペースに落ち着いて読める雰囲気の絵本コーナーを作り、好きな時間に読めるようにしています。
また、お昼寝の前は1冊読んでから「さあ、布団に行こう」と言うと、「絵本の次はお布団」と習慣がつき生活がスムーズになります。

親に絵本を読んでもらう時間は特別な時間です。私は大人になった今も、温かい思い出として残っています。絵本は気軽にできる親子のコミュニケーション。そんな今だけの幸せな時間をママも楽しんでくださいね。

著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。

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