赤ちゃんが全然泣き止まない… 原因は!?対処法やママの心構えは?
という先入観は捨てましょう。赤ちゃんはその日の体調によって、満足する量が変わります。いつもの量では足りずに、泣いていることも多いのです。臨機応変に母乳をあげましょう。ただし、育児用ミルクや離乳食は1日あたりのカロリーや栄養量が計算されています。多めにあげる場合は、育児用ミルクよりも母乳にするのがベターです。
気をつけたいのは、「泣いたら、とにかく母乳」と安易な対処を繰り返してしまうことです。赤ちゃんはおっぱいをくわえたら、おなかがいっぱいでも飲んでしまう習性があります。
そうすると、本当の泣き止まない原因が解決されないままになってしまうことがあります。赤ちゃんのおなかがふくらんでいるときは、おっぱい以外の原因がある可能性が高いです。たとえば、「おむつが汚れている」のもよくあるケースなので、すぐに取り替えてあげるようにしましょう。
そのほか、「乱れた洋服を直してあげる」ことや、寒暖に対する訴えの場合は「重ね着させたり、逆に枚数を減らしたりしてみる」など、衣服の調整も泣き止まない赤ちゃんへの効果的な対処法となります。遮光したり、テレビなどの音量を下げたりして、赤ちゃんが過ごしやすい環境を整えるのも効果的です。寝苦しくて赤ちゃんが苦しんできるときは、寝返りを手伝ってあげたりすると泣き止むこともあります。
しかし、何をしても泣き止まないときはあり、泣きのピークは生後1~2カ月ごろからおきて、生後5カ月ごろにおさまってきます。そのことを知っておくだけでも気持ちがラクになるかもしれません。
揺さぶりすぎに要注意! ママの心構えとイライラ解消法
泣き止まない赤ちゃんに接するとき、泣き止まないことで、赤ちゃんを激しく揺らしてしまうことのないように気をつけましょう。激しく揺さぶられることによっておこる「乳幼児揺さぶられ症候群」となる危険性があります。この症候群は、網膜出血や硬膜下出血、意識障害が起こる可能性があります。赤ちゃんにさまざまな悪影響があるだけでなく、最悪の場合には死に至る恐れすらあるのです。赤ちゃんが頻繁に嘔吐したり、長時間眠って目覚めなかったり、異変が目立つような場合は、病院ですみやかに検査してもらいましょう。
乳幼児揺さぶられ症候群は、生後半年までの赤ちゃんがかかりやすいのですが、2歳までは発症のリスクが消えません。