2020年8月24日 21:00
おもちゃを貸せないとダメな子? 保育園でのほめ方・しかり方【遊び編】
としかる必要はありません。
前にも話したように、夢中で遊んでいるときに急に別のことを言われても「今は、そんな気分じゃない」と思うものです。そこで、声をかける方法を変えてみましょう。
例えば、ブロックや積み木など作る遊びをしているときは、「いっぱい遊んだね! それが完成したら、ごはんを食べようね」と、ある程度遊びを終わらせる目安を伝えます。作品を完成させて遊びが終了できたら、「自分で終われてえらかったね」とほめてあげましょう。
誘っても嫌がった場合は、「まだ食べたくないんだね。良いにおいするんだけど、チラリとごはん見に行ってみようか?」と言って誘ってみましょう。ごはんを見たらお腹がグーッとなって「食べるー!」と言うことも。
散らかし放題! 片付けない!
部屋中におもちゃを広げて散らかし放題、そして片付けない。片付けても片付けてもすぐに散らかすので「どうしたもんか」とママは思うでしょう。散らかる原因はいくつかあります。
片付ける場所が分からない
いつも片付けるところが違ったり、おもちゃ箱が違ったりすると、片付ける場所が分からない場合があります。まずは、おもちゃ箱と片付ける場所を固定させましょう。おもちゃ箱には、入れるおもちゃの写真を貼ると子どもにもわかりやすく片付けしやすいです。
一人ではまだ片付けられない
1〜2歳はおもちゃを広げる能力はあるのですが、まだひとりで片付けられない年齢です。「片付けなさい!」としかる必要はありません。「ママとお片付けしよう」と誘って、まずは、10個あるうちの1個でも片付けられたらOK!「片付けてくれてありがとう! ママ、助かったよ」とほめて、できた喜びを共感します。
ブロックなどは「ママは赤を片付けるから、○○ちゃんは緑をよろしくね」「すごい! お片付け早い!」と言って、お片付けゲームにしてもいいです。欲張らず、その子のペースで進めていきます。
片付けの習慣をつけるには、次の遊びに移る前に1個からでもいいので片付けるとい
う行動を親子で取り組んでみましょう。
友だちのものを取ってしまう
先ほど、おもちゃの貸し借りの話をしましたが、本気で欲しいように思えないのに友だちの物を取ってしまう場合。