子育て情報『おなかが張るたびに心拍が低下! 陣痛が来たときが心配だけど大丈夫?』

おなかが張るたびに心拍が低下! 陣痛が来たときが心配だけど大丈夫?

目次

・Q.おなかの張りとともに赤ちゃんの心拍が低下していました。
・高塚あきこ助産師からの回答
・ノンストレステストとは?
・ノンストレステストの判定方法とは?
・赤ちゃんが元気でないと判断された場合は?
妊婦さん


「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回はNST(ノンストレステスト)に関するご質問です。

Q.おなかの張りとともに赤ちゃんの心拍が低下していました。

先日妊娠34週でNSTを受けたのですが、毎回おなかの張りとともに赤ちゃんの心拍が低下していました。しかし、低下してもすぐもとの数値まで心拍数が戻っていました。その一週間後にもう一度NSTを受け、そのときは一度もおなかの張りがなく心拍数も正常で、先生からは特に問題がないから後は陣痛を待つだけと言われました。陣痛が来て病院に行くまでの間に赤ちゃんの心拍が低下し、危険な状況にならないか不安です。
先生の言うようにこのまま陣痛が来るのを待っていても大丈夫なのでしょうか?

高塚あきこ助産師からの回答

実際にNSTを拝見していませんので、どの程度の心拍の低下かわかりませんが、おなかの張りに伴う心拍の低下の場合には、児頭の圧迫や臍帯の圧迫が原因となることが多いです。

お産が近くなってくると、赤ちゃんが下がってくることで、おなかが張るたびに児頭が圧迫を受けて心拍が低下します。ですが、一時的なもので、おなかの張りがおさまれば、回復することがほとんどで、おなかの張りのタイミングと一致することが特徴です。また、臍帯の圧迫の際は、臍帯の位置や赤ちゃんの首に臍帯が巻いていたりすると、おなかの張りに伴って心拍が低下することもあります。

いずれにしても、NSTの際に特に何も説明がなかったのであれば、それほどシビアな状態ではなかったのだと推測されます。陣痛が来て、赤ちゃんがもし危険な状態になることが予測されるのであれば、入院管理になる場合が多いかと思いますよ。もし、ご心配であれば、かかりつけの産院にご確認なさって、受診のタイミングをご相談くださいね。


※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください

ノンストレステストとは?

NSTと略されることも多い「ノンストレステスト(non-stress test)」は、胎児心拍数モニタリングと言われる検査の1つで、おなかの張りがない状態でおなかの中の赤ちゃんが元気であるかを胎児心拍から評価するための検査です。

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