子育て情報『おなかが張るたびに心拍が低下! 陣痛が来たときが心配だけど大丈夫?』

おなかが張るたびに心拍が低下! 陣痛が来たときが心配だけど大丈夫?

これは、自然分娩に赤ちゃんが耐えられるかを見るためにもあります。産院によって異なりますが、だいたい妊娠34週前後に、必要に応じておこなわれます。

ノンストレステストをおこなうと、時間の経過とともに胎児心拍数や胎動、おなかの張りを記録できる胎児心拍数陣痛図(CTG)に波形で記されていきます。

おなかの中の赤ちゃんが元気であれば、胎動や内診、おなかを刺激したときなどに赤ちゃんの交感神経が刺激され、心拍数が増えます。心拍数の増加は、おなかの中の赤ちゃんの自律神経系が正常であることを示す反応のため、ノンストレステストでは胎動などで起こる心拍数の変化を利用し、胎児心拍数陣痛図に一過性頻脈と言われる波形が認められるかをみます。

ノンストレステストの判定方法とは?

ノンストレステストは、時間の経過とともに胎児心拍数陣痛図に記された「胎児心拍数」に加え、「胎動」や「おなかの張り」などから判定されます。

【胎児心拍数陣痛図】

胎児心拍数陣痛図イラスト


●胎児心拍数陣痛図の見方

胎児心拍数陣痛図のグラフは、2本の波線が出ます。

上段に表示されているのが「胎児心拍数」で、おなかの中の赤ちゃんの心拍数になり、下段に表示されているのが「子宮収縮圧」で、おなかの張りになります。


真ん中の「■」で表示されているのは赤ちゃんが動いたときに表示される「胎動」となります。

赤ちゃんの心拍数のグラフについては、平らな状態よりギザギザと波打っている状態のほうが元気です。ただし、おなかの中の赤ちゃんが寝ているときは、動きが少ないので平らな状態が続くことがあります。おなかの中の赤ちゃんが起きて動いている状態だと心拍数が上がってギザギザが大きくなり、元気であると判断することができます。これを一過性頻脈と言います。 

反対に胎盤の機能が落ちているときや赤ちゃんに元気がない状態だと、心拍数が下がったり、谷のように下に心拍がぐっと下がる場合もあります。赤ちゃんの状態によっては、入院や緊急帝王切開となる場合もあります。

下段のグラフはおなかの張りがあるかを示しています。
おなかの張りがあると山のような形になり、おなかの張りが強く、時間が長いほど大きい山になります。このおなかの張りがどのくらいのペースで来ているかで、陣痛が始まっているのか判断することもできます。

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