子育て情報『放っておくと慢性化する場合も!1歳以降の子どもの便秘を小児科医が解説』

2020年9月27日 07:30

放っておくと慢性化する場合も!1歳以降の子どもの便秘を小児科医が解説

受診をして医師に相談しましょう。

便秘の治療法は? 食事やおうちでできるケアも

便秘の診断は難しく、見逃す可能性があるため、レントゲン検査が役立つとされています。主な治療法ですが、腸にうんちがたまっている場合は浣腸や飲み薬で出し、そのあとは再びうんちがとどまることがないようにケアをします。また、症状が軽い場合は生活習慣と食事で様子を見ていきます。

●なるべく規則正しい生活を
・なるべく早寝早起きを。決まった時間に寝る、起きるように心がけましょう
・食事の時間もできるだけきまった時間に。朝ごはんをゆっくり食べられるような生活がおすすめ
・体を動かすことで腸の運動も活発に。元気に遊びましょう
・あまりに無理なトイレトレーニングだと、子どもがストレスに感じてしまうことも。
子どもの発達に合わせておこないましょう

●食事の量や内容を見直してみましょう
・食事の量は個人差もありますが、あまりに少ないとうんちが作られません。1日の量を見直してみましょう
・小まめに水分を摂りましょう
・野菜や海草、果物、いも類、豆類など食物繊維を含む食材をバランスよくメニューに取り入れましょう

<おすすめの食品>
さつまいも、コーン、りんご、バナナ、キウイフルーツ、納豆、モロヘイヤ

●腸の動きを促進するような「の」の字マッサージ
おへそから「の」の字を書くようにママが手のひらでやさしくマッサージを

●なかなかうんちが出ない、出てもうんちが硬いときは綿棒浣腸
両足を持ち上げ、ワセリンを含ませた綿棒をゆっくり肛門に差し込みます。深さは1~2㎝ほど。内側をゆっくりなぞるように回しましょう。やり方が不安な場合は小児科の先生に教えてもらいましょう。薬が処方された場合は、用量、用法を守ってきちんと飲むことが大切。クセになるかも……と自己判断でやめてしまうのはNGです。

便秘がちになると、子どもは「うんちをすることは痛い、怖い」と感じてしまいます。
きちんと解消して、スッキリして気持ちが良い!とわかるといいですね。トイレトレーニングにも役立つように、うんちに関する絵本を読んでみるのも一つのアイデアかもしれません。また、便秘は慢性便秘症のケースが多いです。良くなるまでに数カ月から数年かかりますが、命に関わる病気ではありません。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.