止める?見守る?子どものおもちゃ貸し借り問題 どう対応したらいい?
と気持ちを共感しましょう。
友だちの物を取ってしまう
本気で欲しいように思えないのに友だちの物を取ってしまう場合。保育所でもよくあります。「ちょうだい」と言って譲ってもらうとすぐにその辺にポイっとしてしまう。「貸してくれた子がかわいそうだから、いらないんだったら、欲しいって言わないで!」と思ってしまいます。
ポイッとしたおもちゃを持って「これで遊びなさい!」としかってしまうかもしれませんが、このときに見てほしいのは、「なぜ、お友だちのものばかり欲しがるのか?」という点です。
・友だちと遊びたいけどどう遊べばいいかわからない
・親の気を引きたい
大抵はこの2つが原因です。どう遊べばいいかわからない場合は、友だちと自分の子どもの仲立ちになって遊ぶようにしましょう。
親の気を引きたい場合は、「ママはあなたの子と見守っているから大丈夫よ」と態度で示すことも大切です。
「○○ちゃんがかわいそうだから、いらないんだったら欲しいって言わないで!」ではなく、「使わないなら、○○ちゃんに返そうか」と誘いましょう。返すことができたら、「返せたね」と言ってほめてあげましょう。
しかるのはこのときだけ!
遊びの場面でしかるのは3つだけでいいです。
●高いところにのぼったり、ケガをしそうな危ないことをしたとき
●友だちをたたいたり蹴ったり、傷つけることをしたとき
●公共の場で走り回ったりして、周りの人に迷惑をかけてしまったとき
これらのときは「ダメ!」と強くしかります。しかるときは、短い言葉を心がけます。ママの体で受け止める行動をする必要もあります。上記3つ以外の場合は、いかにしからずにほめる方向に持っていけるかがポイントになるので、どう言い換えたらいいかなと考えてみましょう。
※参考:ニュース(ママネタ)「おもちゃを貸せないとダメな子? 保育園でのほめ方・しかり方【遊び編】」【著者:保育士 中田馨 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長】
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