2020年9月25日 14:30
「2歳までテレビや動画NG」でもスマホやメディアと上手に付き合うには?【3児ママ小児科医の育児】
動画やテレビを子どもに見せるときは、一人で見せっ放しにせず、「何見てるの?」とか「これおもしろいね」「どんなところが楽しいの?」など、お子さんとコミュニケーションをとりながら親子の会話や触れ合いにプラスに働くように利用するといいと考えられます。
まずは「どんな子育てをしたいか」考えてみては?
0~3歳くらいまでの子どもは、「目が悪くなるからダメ」と言ってもきちんと理解できないですし、突然大好きな動画やアプリを取りあげられたら、グズったり怒ったりするのは無理もありません。
まず、子どもにメディアを触れさせるときは、あらかじめ自分がどんな子育てをしたいか、そのためにはどんなときにメディアを利用するか利用しないかなど、方針をたてておくのがおすすめです。
子どもは背景が理解できなくても、パパママの手の中にある小さい機械(スマホ)に楽しいものが入っているとわかると、要求がエスカレートしていきます。電車の中で困ったときはスマホを渡してしまうのではなく、音だけ聞かせてあやすなどすると、子どものスマホに対する意識は低くなるかもしれません。
スマホを与えないとグズって困るという状況にならないためにも、子どもが小さいうちはあまりメディアに触れさせないほうが、結局育児はラクになるかもしれません。
困ったときに漫然と使うのではなく、ルールを設けて、賢く利用できると良いですね。
監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。
小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
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