子育て情報『知れば得する!子宮のことがわかれば、自分の体がもっとわかる!』

知れば得する!子宮のことがわかれば、自分の体がもっとわかる!

目次

・子宮のこと、ちゃんと知ってる?
・1.子宮
・2.子宮内膜
・3.子宮筋層
・4.卵管
・5.卵巣
・子宮と骨盤は密接に関係している
子宮のこと、ちゃんと知ってる?


生理痛の中でもよくある下腹部痛は子宮が収縮している時の痛みですが、そもそも子宮ってどんな形をしているのか、どこからどこまでを子宮というのか知っていますか?生理の出血がどこから出ているのかなど、知っているようで知らないこと、ありますよね。子宮のことがわかれば、もっと上手に自分の体と付き合っていけるはずですよ。

教えてくれたのは…
こまがた医院院長駒形依子(こまがたよりこ)先生

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。

子宮のこと、ちゃんと知ってる?


子宮の各名称


1.子宮

子宮は洋ナシを逆さにしたような形の筋肉でできた臓器です。上部は卵管に、下部は子宮口を通じて膣へ繋がっています。子宮体部と子宮頚部を合わせて子宮と呼び、通常は鶏の卵1個分くらいの大きさです。


2.子宮内膜

子宮の内側にある粘膜で、女性ホルモンの働きにより、月経周期にともなって増殖と剥離を繰り返します。生理の血は、剥がれた子宮内膜と、剥がれたときに子宮にできた傷から出た血液が体外に排出されたものです。

ちなみに、女性特有の病気としてよく聞く子宮内膜症は、子宮内膜にできる病気のことではなく、子宮内膜が本来はない場所(主に卵管、卵巣、腹腔、子宮体部の筋層、腸壁など)にできてしまう病気のことです。

3.子宮筋層

子宮の外側を覆う筋肉層のことで、子宮の大半を占めます。子宮は『血の海』と表現されますが、臓器自体が血流豊富な筋肉でできているためにそう呼ばれます。とても丈夫な筋肉で、女性にとって大事な子宮という臓器を守る役割をしています。 

女性の病気として有名な子宮筋腫や子宮腺筋症は、子宮筋層にできる病気のことです。子宮筋腫は子宮筋層にできた良性の腫瘍を指し、子宮筋腺症は子宮筋層に子宮内膜ができてしまう病気を指します。


4.卵管

卵巣から子宮へ続く、卵子の通り道です。

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