子育て情報『「逃げ恥」ヒットで見えてくる、現代女性の「妊娠・出産・育児」のリアル』

2021年1月27日 11:00

「逃げ恥」ヒットで見えてくる、現代女性の「妊娠・出産・育児」のリアル

目次

・妊娠・出産で現れる戸惑い、モヤモヤ、テンションの差
・論理的かつ合理的なはずの2人。でも思うようにできない
・妊娠・出産・育児の多様性。そこには正解はない
逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!

©TBSスパークル/TBS

2021年1月2日に放送されたTBS「火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』~ガンバレ人類!新春スペシャル!!」。

海野つなみ氏の同名漫画を原作とし、野木亜紀子氏が脚本を手掛けたこの物語。連続ドラマでも、高学歴女性の就職難や、派遣社員の待遇、”高齢童貞“や”高齢処女“、専業主婦の労働対価など、現代女性が抱える問題がたくさん盛り込まれていました。

今回の新春スペシャルでは、妊娠・出産・育児という人生の大きな転機に直面したみくりと平匡の姿が描かれました。そして、これらはコロナ禍の今を生きる私たちに元気を与え、日ごろ声をあげづらかった不満や言葉にしづらかった違和感を解消してくれるものでした。

妊娠・出産で現れる戸惑い、モヤモヤ、テンションの差

契約結婚から恋愛へ、そして本物の結婚生活へと移行したみくり(新垣結衣)と平匡(星野源)。しかし、結婚までは「ムズキュン」で楽しかった二人の生活は、みくりの妊娠・出産によって一変。初めて経験するさまざまな問題に、二人は苦悩・葛藤することとなります。
これは原作通りの展開で、実際、原作ファンの間にも「二人がくっつくまでが楽しさのピークだった」「妊娠・出産から暗い展開になる」といった声もあるほど。しかし、それこそが現実だということは、妊娠・出産を経験したことのある人は誰もが思うことではないでしょうか。

例えば、妊娠を伝えたときの平匡の塩対応の不思議(嬉しくないわけではない)。まず、妊娠を知った男性が驚きや戸惑いをどう表現したら良いかわからないのはよくあることで、ドラマなどでしばしば見る「やった~~~!」と全身で喜びを表現する夫なんて、なかなかいません。

また、何でも手伝うという平匡に、みくりは思わず反応して、こんな”ド正論“をぶつけます。

「手伝うって何?私も出産は初めてなのに、私が一人で勉強して平匡さんに指示しないといけないの?一緒に勉強して一緒に親になる。夫婦ってそういうものじゃないの?」

思わず口走ってしまった思いに「またやってしまった……」と凹むみくりですが、こうしたモヤモヤを言語化せずに自分の中に溜め込んでいって、後に巨大化し、爆発してしまうのは往々にしてあるもの。平匡の場合は、この指摘から自分が「お手伝い気分」

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