「妊娠あるある」について知りたいことや今話題の「妊娠あるある」についての記事をチェック! (1/4)
第1子、妊娠9週のころのエピソードです。 つわりがひどく仕事も休みがちになっていました。え…信じられない!それまでに流産を2度経験している私。 まだまだ妊娠初期でどうなるかもわからないので、上司にのみ妊娠を報告し、同僚には妊娠の事実を伝えていませんでした。 しかし、体調や業務についての連絡を上司とやりとりしていた際に、誤って同僚にメッセージを送ってしまい、その中に妊娠やつわりといった言葉が入っていたため、バレてしまいました。 幸いにもその同僚は信用できる人だったので、お願いして妊娠していることは内緒にしてもらうようにしましたがウワサ好きの人に誤ってメッセージを送ってしまっていたらと思うとヒヤッとしました。 その後、メッセージやメールを送る際は、しっかりと宛先を確認することを徹底しています。 ◇◇◇ つわりもあり、1つのことに集中するのも大変な中での誤送信。ヒヤッとしてしまいますよね。1度スマホやパソコンから手を離し、少し時間を置き改めて宛先確認をするのも良いかもしれませんね。今回のママのように、メッセージやメールでのやり取りをする機会が多いママは、誤送信の無いように気をつけてください。 作画/てる子著者:東こより30代、0歳、2歳児を育児中のアラフォー。
2024年05月15日4月は育児休暇を終え、復職する人が多い季節です。子どもの送り迎えやお世話、家事に加え、久しぶりの仕事ともなると、ママの疲労ははかりしれません。最初の数週間は、テンションや気合いで乗り越えられたとしても、次第に疲れが出てくるもの。ゴールデンウィークを迎えるころには、仕事を続ける自信をなくす人もいるのではないでしょうか。そんな4月に話題になるのが「育休明けのママたちへ」と書かれたXのポストです。そこには先輩ワーママからの愛あるアドバイスが詰まっていました。育休明けのママに伝えたいことあたたかな連鎖の発端になったのは尾石晴さんの投稿でした。 この投稿は育休明けのママを応援する先輩ワーママによってリポストされ、コメント欄にはリアルなアドバイスが50ほど寄せられています。神アドバイス!「いつか後輩たちに恩送りをするつもりで今は頼る」「残業ができないことを逆手に徹底的な作業効率化」「必要以上に罪悪感に捉われない」「自分ひとりが完璧になるより、家族で総合得点アップを目指す」 これらは尾石晴さんの投稿に寄せられたアドバイスの一部です。これを見て、心が楽になった人がたくさんいるのではないでしょうか。 「仕事と子育ての両立!」と構えてしまうと、自分に対する手抜きが許せなくなってしまいます。両立できない自分に絶望してしまうこともあるでしょう。 しかし周りを見てみると、同じ境遇の中頑張っているママ、またそれを乗り越えたママがたくさんいます。頑張るママは、いわば戦友。 保育園の送り迎えですれ違う人や電車でいつも会う人が、そうかもしれません。そう考えると、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。 久しぶりの職場復帰でママは心も体も疲れています。家事や育児を疎かにしないようにと張り切ってしまいがちですが、完璧を求める必要はありません。 手を抜けるところは抜いて良いのです。すべてを背負うのではなく、まわりの人やサービスをうまく頼っていけると良いですね。
2024年04月22日Xにトレンド入りしていた「産休クッキー」というキーワード。元を辿ると、産休に入る女性が職場に配る、よくある“ご挨拶のクッキー”が写真と共に投稿されていました。クッキーにはかわいい赤ちゃんのイラストと共に、「産休をいただきます」「ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします」というメッセージが描かれています。この投稿には4万を超える「いいね!」が集まり、1万を超えるリポストによって拡散されていました。#産休クッキー職場の親しいグループの人に配ったという産休クッキー。お休みを取るにあたり、仕事を引き継いでくれたメンバーへの感謝の気持ちを込めたクッキーであることがわかります。 コメント欄には「かわいくて食べられない」「幸せのお裾分けをもらった気分」というコメントが数多く寄せられていました。 一方、「不快な思いをさせているのでは?」「不妊治療中の人への気遣いに欠ける」「産休で迷惑をかけるのにお花畑すぎる」などの、辛辣なコメントや引用ポストも……。 賛否両論を説く数多くの投稿により、トレンド入りしたのでしょう。子育てしにくさの根底にあるもの産休育休をめぐる論争は、ここ最近始まったものではありません。ベビーカレンダーで紹介しているマンガ『女女平等』では、産休や子育てをめぐる人間模様を描いています。 このマンガは、同僚の産休・育休や時短勤務、急な早退を疎ましく思っていた女性が主人公。しかし自身の妊娠により立場が一変する……というストーリーです。 育休を取る側・育休に送り出す側、立場は違えど誰しも直面する人生のひとコマ。マンガを読んだ人からは以下のようなコメントが寄せられていました。 ⚫︎「子持ちだからって楽させない」って悪意ありすぎ。でも実際問題、どの職業でも(?)人手は足りなくて、容赦なく仕事振られる時はある。でも上司としては、それを調整するのが仕事でしょ?と思う。 ⚫︎育休、産休、時短でのシワ寄せがこっちに来てもボーナスや給料が上がるわけでもなかった独身時は、前向きな気持ちでその人を送り出してあげることはできなかったなぁ~。そのシステムを構築しきれてない会社が悪いとわかってるから、仕方がないよって笑顔だけは崩さなかったけど。 妊娠・子育てをしている女性の働きづらさは、社会や職場の仕組み不足が原因なのかもしれません。産休は迷惑ではない社会にはさまざまな立場の人がいることは事実です。しかし、出産はとても喜ばしいこと。これから子どもを生むママを社会全体で支える必要があると思います。 また、いつか自分や自分の大切な人が産休を取る立場になることもあるでしょう。何より、子どもを生み・育てる人がいなくなってしまったら、世界は成り立たなくなってしまうのです。 「ご迷惑をおかけしますが」とクッキーには書かれていました。もちろんこれは素敵な心持ちですが、本来であれば出産や子育ては「迷惑」なことではありません。ママになる人が堂々と産休を取れ、みんなが快く送り出せる世の中になってほしいを願います。
2024年04月18日結婚後、特に妊娠について深く考えないまま、夫婦生活をしていました。ある日、女友だちと飲みに行ったのですが、次の日から今までの二日酔いとは明らかに違う気持ち悪さに襲われて……。友だちとビアバーで生ビール8杯結婚して1年が経ったころの仕事帰り、夫は仕事後に職場の人と飲みに行くと言っていたので、私も女友だちと気になっていたビアバーに寄って帰ることにしました。 久々に会った友だちと話もはずみ、どちらがたくさん飲めるかふざけながらビールを8杯も飲んで、上機嫌でその日は帰宅しました。 ただの二日酔いにしてはおかしい…私はもともとお酒が大好きですが、泥酔した経験はあまりありません。飲んで帰った日もなんともなかったのです。しかし翌日、気持ちが悪くて目が覚めました。次の日になって気持ち悪くなるなんて、代謝が落ちたのかなと軽く考えていた私。 仕事中も気持ち悪さが残ったままで、合間で数時間おきにトイレに行っては吐いてを繰り返して、変な酔い方だと思っていました。 さらにその夜、気持ち悪いのになぜか冷蔵庫に入っていたチキンナゲットが食べたくなって、1袋丸ごと食べたことを覚えています。 地獄のような気持ち悪さの正体は?次の日、通勤中に電車に揺られて気持ち悪過ぎて、途中下車してトイレに駆け込みました。そして仕事中には立っていられないほど気持ち悪くなり、なぜか炭酸飲料が飲みたくて仕方がない! 普段ジュースなんて飲まないのに、何度もペットボトルの炭酸ジュースを買っては一気に飲み干し、今思い返すと変な行動を繰り返していました。 帰宅中も気持ち悪さが続き、もしやと思って慌てて妊娠検査薬を買って検査をすると、すぐに陽性反応が! うれしいの前に、お酒を飲みすぎて胎児に影響を与えたんじゃないかと、顔面蒼白になったたことを覚えています。 そのあとすぐ、産婦人科を受診すると妊娠6週でした。先生に相談すると、アルコールが胎児に影響を与えるとすれば、流産になるかもとのこと。そして「今後はアルコールを摂取しないように」と苦笑いで注意されました。 妊娠の基礎知識がまったくなかったので、お酒の飲みすぎと二日酔いが治らない感覚から妊娠に気付いただなんて、今思い返すと恥ずかしいです。結果的に、流産することなく無事に臨月で出産し、現在、長男は小学生になりました。何も問題なく妊娠と出産ができたものの、排卵日や生理についてもっと注意しておくべきだったと思います。 ※妊娠中に母親がアルコールを飲むと、おなかの中の赤ちゃんの体の発育、脳の発達へ深刻な影響を与え、胎児性アルコール症候群の赤ちゃんが生まれる可能性が高まるため、妊娠中の飲酒は避けましょう。アルコールによる胎児の異常は妊娠4週以降すべての期間に起こりうるとされており、妊娠超初期のアルコール摂取は問題ないと考えられています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/森田家著者:小川 朝美監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年01月07日妊娠と同時に始まったつわりで、毎日嘔吐する日々。1カ月半が経ったころ、水分もとれなくなり入院することに。世の中の妊婦さんはみんな乗り越えているのにと、入院することを情けなく感じていました……。想像以上のしんどさ私のつわりのイメージは、ご飯の炊けるにおいに気持ち悪くなるというものでした。しかし実際は、毎日続く吐き気と嘔吐で、ほとんど寝たきりの生活。 世のお母さんは、みんなこのしんどさを乗りこえるのかと、いつ終わるかわからないつわりに恐怖を感じていました。 8kgの体重減少→入院あまりのしんどさに2回ほど点滴をしてもらいましたが、その帰り道で嘔吐することもあり、状況は良くなりませんでした。つわりが始まってからの1カ月半で8kg体重が減少。食事と水分がとれていないために、医師から入院して24時間点滴する必要があると説明されました。私の周囲にはつわりで入院した人がいなかったので、「みんな乗り越えているのに、自分は弱いな……」と入院することを情けなく感じていました。 実に1カ月半ぶりのご飯!入院して3時間ほど点滴したころ、少しずつ吐き気が引いてきて、つわりが始まってから初めておなかが減った感覚が……。 栄養士さんと食べられそうなものを相談し、お願いした大根サラダと白ご飯が出てきました。ひと口食べて、「おいしい」と感じたことがうれしくて、泣きながら食べたことを私は生涯忘れません。 入院する前は、みんなが耐えていることだからと、しんどさをずっと我慢していました。ひとりで耐えている時間は本当につらく苦しかったです。しかし、入院して周りに頼ると、自分が想像していたより体がラクになったのを覚えています。時には勇気を出して周りに頼ることも必要だと感じた体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:下川 美悠
2024年01月06日私が1人目を出産したときの出来事です。義母との付き合いはまだ浅く、義母の性格について理解しきれていませんでした。安定期に入ったころに義母から、「分娩には立ち会ってあげるから、安心してね」と言われ、直接お断りしていたので、伝わっていると思っていたのですが……。分娩には立ち会ってあげるからね妊娠が判明して安定期に入ったころ、子どもの性別がわかったので義母に伝えるために、夫と2人で義実家を訪問しました。性別を報告すると、義母から「性別がわかってよかったわね。初産は大変だろうから分娩には立ち会ってあげるから、安心してね」と言われたのです。 以前から夫婦でバースプランを話し合っていて、夫がお産に立ち会うことになっていたので、「夫と2人で乗り越えたいと思っていますので、ごめんなさい」とお断りしました。 お母さんがいらしています出産当日、分娩室に移動したときでした。看護師さんから「お母さんがいらしていますので、お通ししましたよ」と声をかけられました。分娩室に入る前に夫が両家にもうすぐ産まれることを連絡したようで、立ち会いをお断りしたはずの義母が分娩室に現れたのです。 どうやら看護師さんは立ち会う人を把握しておらず、義母を分娩室に通してしまったようです。突然入ってきたのでお断りする隙もなく、痛みで余裕もなかったため、結果的に義母と夫がお産に立ち会うこととなりました。義母と言えど、股を広げている分娩室にいきなり入ってこられて不快な気持ちになりました。 2人目のお産での対策1人目のお産での反省を生かし、1年後の2人目出産の際には夫婦2人でお産に臨みたいことを夫には口を酸っぱくして伝えておきました。 今回は、陣痛がきても周囲には伝えず、誕生してからの事後報告にすると夫と約束すること、夫以外は通さないでほしいと夫には内緒でバースプランに記入しておくことの2つを新しい対策として実行。対策の甲斐あって、夫婦2人で穏やかな気持ちでお産に臨めました。 2人目の出産の際には夫婦2人で出産に挑みたいことを義母にどう伝えるのがいいか悩みましたが、病院に頼るのも1つの手だと思い、バースプランに記入しておきました。2人目の出産経験を生かし、対策をしておくことで今はうまく義母とお付き合いができています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:森優美/女性・主婦。2児の母。自身の体験をもとに、妊娠や出産、子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年11月22日YouTube「あいうえおちゃんねる♪」は、大家族一家の日常をご覧いただけるチャンネルです。元気いっぱいの子どもたちの姿はもちろん、大家族ならではの日々の出来事や買い物動画は迫力満点で人気ですよ。今回は、7人目のお子さんが、まだおなかにいたときのママのルーティン動画をご紹介します。産休に入り大きなおなかのママですが、やることはたくさん! 大家族ママの大忙しの1日、ぜひご覧くださいね。いよいよ産休に入った! 7人目を妊娠中のママ。いよいよ産休に入りました。 この日は、健診に向かいます。おなかの赤ちゃんも元気いっぱい♪ ママも一安心ですね。 今日も予定がいっぱい!健診を終えたママ。しかし、予定はたくさん詰まっています。 まずは、車検に。待ち時間も無駄にしないよう、子どもたちの学校の書類などを持参。さすがです! 大量のお買い物へ車検を終えたらお昼ごはんを済ませて、いざ、買い物へ! 子どもが6人もいるので、食料品も日用品も大量です。妊娠中の大きなおなかでのお買い物は大変ですが、ママ、頑張ります! 虫取り網も10本GETです! 店員さんもびっくりの量!子どもたち、みんなで虫とりも楽しめますね♪ 大量の買い物を終え、無事に帰宅 お買い物は、3軒を周り無事帰宅。量もたくさんなので、家まで運ぶのも一苦労ですね。 さらに、大きなおなかで重たい荷物を運ぶのも大変……! 8人家族となると食料品も大量です!しかし、育ち盛りの子どもたちなので、これだけたくさん購入してもすぐに食材はなくなってしまうのだとか……! お得に購入できるものを賢く購入! 動画でも、「お買い物じょうず♪」のコメントがたくさん届いていましたよ。 子どもたちが帰ってきた♪買い物を終えて少し休憩していたところで、子どもたちが学校から帰ってきました! 「ただいまー!!」お兄ちゃんたち、元気いっぱいです♪ 早速おやつを探します(笑)。 そのあとは、バスケの練習!練習をたくさんしていて、日に日に上達しているそうです♪ 夕方もバタバタ! まずは習い事へ子どもたちも帰宅してきて、何かと忙しくなる夕方。 まずは、お兄ちゃんたちを習い事へ送迎します。お兄ちゃんのプールの様子をうれしそうに眺めている、ぺっちゃん。かわいいですね♪ 一方…… えるちゃんは、すでに帰りたくなってしまった様子(笑)。 そこで、ママはいったん家へ帰宅することに。 帰宅してもやることはたくさん! いったん家に帰ってきたママたち。そのわずかな時間も、ママは無駄にしません。 大量の洗濯物を畳みます! お兄ちゃんたちを迎えに行くよ♪ プールを終えたお兄ちゃんたちを迎えにいきます!ママ、夕方は分刻みで忙しいスケジュールですね。 さぁ! 次は夕飯の準備! 送迎を終えたら、次は夕飯の準備が待ち構えています! 大家族の量を作るのは本当に大変ですが、メインの麻婆豆腐などをテキパキと作っていきます。 無事、夕飯も完成しました!どれもおいしそうですね♪ みんなで夕ごはんを食べよう♪ ちょうどパパも帰宅してきたようなので、みんなで夕飯です。 「いただきまーす♪」 「ママのごはんは全部おいしいね」と話している子どもたち。うれしい言葉に、ママの疲れも吹っ飛びますね。 みんなで楽しい自由時間♪ 夕飯やお風呂を済ませたら、子どもたちは自由時間に♪お絵描きをして楽しんだり…… おもちゃで遊んだり、みんなで仲良く過ごしています♪ 何気ない日常ですが、このひとときがとっても幸せですね。これからも、家族みんなで過ごす時間を楽しんでくださいね♪ 《大家族》産休に入った母の1日/予定は山盛り|あいうえお ちゃんねる♪ 画像提供・協力/あいうえおちゃんねる♪
2023年07月20日幼稚園に通う4歳の女の子と2歳の双子の男女を育てています。双子の妊娠時につらくて涙が出るほどだったのが、つわりです。この期間は、私にとって人生で一番長く感じ、とにかく大変でした……。日を追うごとにひどくなるつわり産院での妊娠判定日の3日ほど前からムカムカと吐き気がしていました。そこから日を追うごとに吐き気が強くなり、その1週間後にはほぼ寝たきり状態に。最初はごはんが食べられないだけでしたが、次第に水分もとれなくなり不安になりました。 上の子の妊娠時もつわりがひどかったのですが、1カ月ほどでつわりが終わったので、今回もとりあえず1カ月を乗り越えようと思っていました。しかし、1カ月たっても終わるどころか強まる吐き気。点滴のため通院をしていたのですが、そのための外出すらしたくないと思うほどでした。 すぐに入院をすすめられ…双子の妊娠のため大学病院へ転院し、1回目の受診日になりました。体重は妊娠前から10kgも減り、ケトン体4+というひどい状態だった私。先生から入院を強くすすめられましたが、上の子のこともあり、入院をせずに自宅で過ごすことに。しかし、自宅ではお世話が十分にできない状態だったので、実家へ帰り両親に頼ることにしました。 そして、つわりが始まってから約2カ月後に治まり、妊娠6カ月ごろには妊娠前と同じように食事がとれるようになりました。 このムカムカは、まさか!?つわりが終わってからは、食べたいだけ食べていました。すると妊娠8カ月ごろから今度はおなかが大きくなったことにより、後期づわりが出てきたのです。 吐くことはなかったですが、少しずつしか食べられず……。「またか」と思いながら、出産までずっとムカムカと闘うことになりました。 ちなみに、つわりがひどい中でもなぜか大食いの動画は見ることができ、「つわりが終わったら、動画に出てきたアレが食べたい」と目標を持つと、気持ちが少しラクになりました。つわりで不安が多かった妊娠期間でしたが、おなかの中ですくすくと成長してくれた子どもたちに感謝です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/miyuka著者:やまぐち さき4歳の女の子、1歳男女の双子、夫との5人暮らし。子宮内膜症からの手術、不妊治療を乗り越えて育児中。闘病や不妊治療、双子の出産・育児の経験をもとにライターとして活動中。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年06月05日現在、第3子の育休中で、7歳の長女と5歳の次女を育てています。これは次女を妊娠中に、長女のお迎えのために保育園へ電車で向かっていたときの体験談です。 優先席前を避けていたけれど…保育園へ向かう電車の車内は空席はなく、吊革が持てる程度の混み具合でした。妊娠7カ月の私は元気な妊婦だったのもあり、トラブル回避のために優先席の前を避けて立つようにしていました。 しかし、その日は人に押し流されて優先席の前に立ってしまうことに……。 おじさんの新聞におなかが…目の前には、足を大きく広げ、折りたたまずにスポーツ新聞を読むおじさん。 新聞の中央の山にどうしてもせり出したおなかが当たってしまい、おじさんに睨まれました……。なので、ちょっと横を向いておなかのトップが新聞に当たらないように努めましたが、どうしても当たってしまいます……。笑うしかない!とポジティブにこの状況に、モヤモヤより「グラビア写真越しの妊婦って、シュールじゃない?」と、笑えてきました。「優先席だから必ず席を譲ってもらえるもの」と期待せず、いっそ笑ってしまおうと思いました。 これから先の3人育児ワーキングマザー、「もう笑うしかない」の心境で邁進していきたいです。 監修/助産師 松田玲子7歳、5歳、8カ月の3児の母。現在は4育休中で、4月から製造メーカーで復帰予定。
2023年03月26日妊娠前は55kgだった体重が、気がつくと出産時70kgに! このままではいけないと産後ダイエットを開始。育児中でも無理のないダイエットをして、産後8カ月にして18kg落とすことができました。生活のなかで実践したこと、気をつけていたことをご紹介します。開き直って、隠さない妊娠中、私は15kg太ってしまったことを恥ずかしく思っていて、周囲には言えませんでした。体重の増加を知らない友人からは食べ物の差し入れを多くもらい、おいしく頂いていました。 産後も実家の母が作る食事は量が多く、「このままでは痩せられない!」と危機感を抱き、開き直って周囲に「現在70kgです! 前の体重に戻したい!」と公言。 すると「応援する!」とみんなが言ってくれるようになったのです。「どれくらい痩せられた?」と話題にもしてくれるようになり、自分のヤル気に火がつきました。 1日3食はきちんと食べる病院での産後1カ月健診にて、「ダイエットを開始してもよい」と許可を得てから開始しました。 ダイエット中でも母乳を出したい、また、育児は体力勝負と聞いていたので、1日3食はしっかり食べました。洋食よりは低カロリーな和食を心がけ、間食は極力しないようにしました。どうしてもおなかがすいたときは豆腐を食べることに。 また、産婦人科の先生に「果物は案外太るよ」と言われていたので、食べ過ぎないようにしていました。さらに、食材を低カロリーで高タンパクの物に替えたところ、体重が落ち始めました。 赤ちゃんとお散歩ダイエットダイエットには運動も不可欠。しかし、妊娠を機に退職したあと、運動習慣がまったくなくなっていました。 体重減少が停滞しだした産後3カ月目。ちょうど赤ちゃんと外へ出る機会が増えてきたので、それを機に毎日欠かさずに散歩へ出かけることを決めました。夏場は早朝に、雨の日でも少しの晴れ間があれば10分だけでも必ず行くようにしました。 近くのスーパーには車でなく徒歩で出かけるようにしたところ、なんと産後8カ月で18kg減となり、産前よりも痩せることができました。 産後は精神的にも肉体的にも大変なことばかりなので、無理なダイエットは禁物です。自分の生活のなかで無理なくおこなえることから始めてみることが大切だと思いました。産後ダイエットに成功した今、「またオシャレをしたい!」と、心がウキウキしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子著者:前田 梨沙0歳女児の母。食生活アドバイイザー、旅行業務取扱管理責任者の資格を保有。前職は旅行会社勤務、国内外の子連れ旅行に関しての知識や経験が豊富。ハンドメイド作品を作ることが趣味。
2023年02月19日保湿さえやっておけば大丈夫だろうと間に合わせようとした結果、臨月間際でおなかの大きさに耐えられず妊娠線ができ、産後に後悔することに……。ズボラな私が4回の出産を経て、妊娠中やっておけばよかったと後悔した体験談をお話しします。保湿さえしておけば!と出産した第1子初めての妊娠中はゆっくり雑誌を読む時間もあり、妊娠中の過ごし方や、準備するものなど情報を集めていました。その一方、自分のケアには無頓着だった私は、大きくなるおなかが痒くてよくかいていました。調べると、おなかが大きくなると脇腹やおなかの皮膚が伸ばされていったり、妊娠中のホルモンの変化によって痒くなったりすることがあるとのこと。いろいろな専用クリームがあると知っていながら、保湿さえすればいいかと家にあった保湿クリームを塗っていました。 臨月間際で見えないところに妊娠線が!おなかの赤ちゃんに語りかけながら保湿クリームを塗っていると、赤ちゃんが動いて反応してくれることもありました。いよいよ臨月間際になったころ、おなかの下のほうにピリッとした感覚があり、見えない部分だったので夫に見てもらうと、妊娠線ができているとのこと。もう少しで出産なのに!とショックでした。そのとき保湿だけで済まさずに、やはり妊娠線予防効果があるオイルやクリームなどで対策するべきだったと後悔したのです。 できてしまった妊娠線は消えない…第1子でできてしまった妊娠線は今からケアしてももう消えないと諦め、その2年後に第2子を妊娠。第1子のときに妊娠線はもうできているからと諦めもあり、おなかが痒くなるとお風呂上がりに家にあった保湿クリームを塗るだけで、新たに妊娠線予防用のクリームは買いませんでした。そして無事、第2子を出産。私の体格は身長が150cmほどで小さいほうですが、第1子のときは出産までに14kg、第2子でも12kgと体重が増えてしまいました。2人とも3,500gとやや大きめだったため、2人を産んだ時点でおなか全体に妊娠線ができてしまい……。その後、第3子と第4子は帝王切開で手術になったため、おなかには手術の痕も残っています。 妊娠線ができる原因は乾燥だけではなく、体が小柄だったり、急激な体重増加だったりが原因となることもあるそうです。今思えば、妊娠線予防は保湿だけでなく体重管理もきちんとするべきでした。ですが、その妊娠線も子どもたちにおなかのことを言われるたびに、「あなたたちがママのおなかで大きくなった証だよ!」と前向きに話しています。監修/助産師REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月28日私は妊娠5カ月に入ってから、赤ちゃんが生まれたらできなくなりそうなことや、行けなくなりそうな場所を予想して、妊娠中に無理のない程度に楽しんでおこうと心がけていました。そして娘が生まれ、まもなく出産から3年5カ月が経ちます。出産前にはわからなかった、赤ちゃんがいても楽しめたこと、未だにできていないことをご紹介します。※コロナ禍前の体験談です 存分に楽しんだ妊娠期間私は妊娠中、カフェや映画、漫画喫茶など静かな場所によく行きました。特にカフェはもともと好きだったこともあり、妊婦健診のあとには必ずと言っていいほどカフェに行っておいしいスイーツを食べ、読書を楽しんでいました。 次に私が楽しんだのは旅行です。健診の際に医師に相談し、「何かあったらすぐに受診できる距離ならいいよ」と許可をもらって、県内ですが温泉旅行に行くことができました。温泉を選んだ理由は、産後はゆっくりと湯船に浸かることもできなくなると思ったから。 そして、自宅では時間が許す限りとにかくダラダラと過ごし、好きな時間に起きて、好きな時間に寝るとても自由な時間を送っていました。私は「これで出産後しばらく遊べなくても頑張れるぞ」と思っていたのです。 予想外!赤ちゃんがいてもできた!娘が生まれてから、私はしばらく自宅で過ごし、おでかけは散歩か近所のスーパーくらいでした。しかし意外にも娘が生後4カ月になるころには、家族3人でカフェに行くことができました。そして娘が生後6カ月になるころには、時々夫が休みの日に3時間ほどひとりで娘を見てくれたので、私は映画や漫画喫茶にも行くことができましたし、ダラダラと過ごすこともできたのです。 さらに娘が生後8カ月になったころ、同じ県内ではありますが家族3人で一泊温泉旅行にも行けました。 私が妊娠中にしていた「何もできないだろう」という予想は大きく外れ、赤ちゃんがいても何でも楽しむことができました。 唯一、未だにできていないことは…娘が生まれて3年5カ月経ちますが、実はひとつだけ、1度もできていないことがあります。それは、夜に出かけること。わが家は転勤族で実家が遠方のため、たまにしか会わないじぃじ、ばぁばに娘を預けることができません。 また、夫は仕事で車を運転するため、娘の夜泣きで寝不足になっては危険だということで、新生児のうちから寝室を別にしていました。その結果、夫は未だに寝かしつけができず、私は毎日20時過ぎに娘と布団に入る生活……。友だちと夜飲みに行くことも、もちろん夫と夜デートをすることもできないのです。 出産してからの今しかできないこともたくさんあり、もちろん最高に幸せです。しかし、たまには夜の街の雰囲気を楽しみたい……。お酒を飲んで帰ってくる夫が羨ましくて、つい夫にやさしくできない日もあります。現在はコロナ禍ということもあって、妊娠中に出かけることが余計に難しいかもしれません。そして夜の街に妊婦がいることはあまり一般的ではないかもしれませんが、自分のためにも夫婦円満のためにも、妊娠中にもっと夜のおでかけを楽しめばよかったと後悔しています。監修/助産師REIKO著者:小谷 かずえ不妊治療を経て出産。現在3歳女児の母で元ウエディングプランナー。転勤族で九州在住し、ウエディング関係の記事や妊活に関する記事を執筆中。
2022年11月27日少人数の職場ゆえ、2人目の出産の際には、他のスタッフに極力迷惑をかけないようなタイミングで産休を迎えようと計画的に妊活をしたつもりでした。ところが、根本的な知識不足によって最も人手が欲しいタイミングで出産を迎えてしまったのです。ざんげの気持ちでいっぱいだった2人目の出産体験談です。※コロナ禍前の体験談です 我慢を続けた2人目妊娠私たち夫婦は3人子どもを持ちたいと思っていたので、1人目の出産直後から2人目の妊娠をいつにしようか考え始めました。そして、1人目は1年間育休をいただいたので、復職して丸2年は我慢しようと決めました。 1人目を産んだころは私の周囲も1人目出産ラッシュ。ところが復職して1年が経ったころ、同じころに1人目を産んだ同僚たちが2人目出産ラッシュに入ったのです。幸せそうな同僚たちに焦りとうらやましさを感じ、妊活をスタートしてしまおうかと思いましたが、他のスタッフに迷惑をかけたくない一心で我慢に我慢を重ねました。 痛恨の計算ミス私の職場では8月中旬に大きな主催イベントがあり、私自身もそのイベントのなかで担当企画を持っていたため、そのイベントが終わってから産休に入るようにしたいと考えていました。イメージとしては9月中旬の出産です。 しかし、1人産んでいるにもかかわらず、妊娠0日目の数え方を完全に勘違いしていた私。しかも2人目妊活を開始してすぐに妊娠したため、出産予定日が大事なイベントのわずか1週間後になってしまったのです! やさしい職場に助けられ職場に迷惑をかけたくないと計算したはずが、最も迷惑をかけるタイミングでの妊娠となってしまった私。それでも上司含め同僚たちも笑顔で受け止めてくれ、「やりたいなら体を一番に、やれるだけやりな」と、私の判断で本番までできる範囲で関わっても良いと言ってくれました。 経過も良好だったので、一応出産予定日の3週間前には産休に入ったものの、その後も自分の体調と相談しながら担当企画の進捗を見届けさせてもらっていました。 まさかの本番まるかぶり胎児の経過も良好で、イベントの前日リハーサルにもほぼ終日立ち会い、このままイベント本番を迎えてから出産できるなと勝手に安心していました。ところが翌日の本番早朝、まさかの陣痛が! しかも気づいたときにはもう5分間隔。最も恐れていたイベントの本番と私の出産本番が丸かぶりになってしまったのです。 分娩台の上でも陣痛の痛みとイベントが無事に進んでいるかの不安とが入り交り、出産後も喜び半分、ざんげの気持ち半分という、なんともほろ苦い経験となってしまいました。 私の場合は理解のある職場だったので、大迷惑をかけてしまったにもかかわらず笑顔で祝福してくれましたが、申し訳なさが消えず、自分では素直に喜びきれませんでした。3人目こそしっかり計算をし、笑顔で職場にも報告できるような妊娠・出産を目指したいものです。 監修/助産師REIKO著者:笹谷みずき 二女の母。地方の住宅街から離れた山の中在住。現在は外勤めですが、いつかは自宅周辺の自然を活かした事業を起こしたいと目論見中。地方での出産・子育ての楽しさを伝えるべく、自身の体験談を中心に執筆中。
2022年11月22日私が1人目を出産したときの出来事です。義母との付き合いはまだ浅く、義母の性格について理解しきれていませんでした。安定期に入ったころに義母から、「分娩には立ち会ってあげるから、安心してね」と言われ、直接お断りしていたので、伝わっていると思っていたのですが……。分娩には立ち会ってあげるからね妊娠が判明して安定期に入ったころ、子どもの性別がわかったので義母に伝えるために、夫と2人で義実家を訪問しました。性別を報告すると、義母から「性別がわかってよかったわね。初産は大変だろうから分娩には立ち会ってあげるから、安心してね」と言われたのです。 以前から、夫婦でバースプランを話し合っていて夫がお産に立ち会うことになっていたので、「夫と2人で乗り越えたいと思っていますので、ごめんなさい」とお断りしました。 お母さんがいらしています出産当日、分娩室に移動したときでした。看護師さんから「お母さんがいらしていますので、お通ししましたよ」と声をかけられました。分娩室に入る前に夫が両家にもうすぐ産まれることを連絡したようで、立ち会いをお断りしたはずの義母が分娩室に現れたのです。 どうやら看護師さんは立ち会う人を把握しておらず、義母を分娩室に通してしまったようです。突然入ってきたのでお断りする隙もなく、痛みで余裕もなかったため、結果的に義母と夫がお産に立ち会うこととなりました。義母と言えど、股を広げている分娩室にいきなり入ってこられて不快な気持ちになりました。 2人目のお産での対策1人目のお産での反省を生かし、1年後の2人目出産の際には夫婦2人でお産に臨みたいことを夫には口を酸っぱくして伝えておきました。 今回は、陣痛がきても周囲には伝えず誕生してからの事後報告にすると夫と約束すること、夫以外は通さないでほしいと夫には内緒でバースプランに記入しておくことの2つを新しい対策として実行。対策の甲斐あって、夫婦2人で穏やかな気持ちでお産に臨むことができました。 2人目の出産の際には夫婦2人で出産に挑みたいことを義母にどう伝えるのがいいか悩みましたが、病院に頼るのも1つの手だと思いバースプランに記入しておきました。2人目の出産経験を生かし、対策をしておくことで今はうまく義母とお付き合いができています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:森優美2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月18日いよいよ2人目の出産が近づいてきた妊娠37週。産婦人科の先生からは「もういつ生まれても大丈夫」と言われ、陣痛を待つ日々が続きました。しかし出産当日、あろうことか陣痛を放置し、入院費用を安く済ませようとした私の恥ずかしい失敗談をご紹介します。入院費用が無駄になったママ友第2子妊娠中のときのこと。出産したばかりのママ友に会いに行きました。「陣痛が来たと思って、夜中11時に入院したの。そしたら痛みが消えちゃって、病院の朝ごはん食べてそのまま帰ったんだよ」と、出産前の体験談を話してくれました。 彼女の通う産婦人科は、午前0時から翌日午前0時までの24時間で1日分の入院費がかかる仕組み。ママ友は数時間病院にいただけで、2日分の入院費約2万円を支払ったというのです。 そこで私は自分が通う産婦人科の入院費用のシステムを調べることもなく、「とにかくギリギリまで家で耐えよう」というおかしな思考に。 陣痛なのかわからない…我慢すべし!1人目の出産時は陣痛促進剤で陣痛を起こしたため、陣痛が来る前から病院でスタンバイ。痛みがあると、すぐに助産師さんに相談できる状況でした。家で陣痛を待つのは第2子が初めて。 出産予定日前日の午前4時。腰に重い痛みが出てきました。陣痛の間隔をアプリではかるものの、10分だったり、20分だったり。まれにかなり強い痛みがありましたが、起きてきた上の子の朝ごはんを作ったり、洗濯をしていたりすると痛みを忘れることも。 「こんな朝早くに行ったら、早朝の追加料金がかかるかもしれない。これは陣痛じゃない……」。間隔がバラバラという理由だけで、陣痛ではないと自分に言い聞かせ、家で我慢していました。 病院に着いたときには子宮口8cm午前10時を過ぎても、痛みは続いていました。でも間隔は、5分のときもあれば15分のときも。「外来も始まった時間。追加料金もないはず」と思った私。一度病院に電話をしてみると、電話口の助産師さんからすぐ来るようにとの指示。病院へ着き、器械を20分ほどつけて陣痛の確認。子宮口の開きもチェックしてくれました。 すると、助産師さんは焦った様子。陣痛は4~5分間隔、子宮口は8cmも開いていたのです。私はすぐに分娩台へ。点滴の処理が終わるのを待って、助産師さんから「はい、いきんで」の声が掛かります。5回いきんだら、第2子がこの世に誕生していました。病院に到着して約1時間後の話です。 「もう少し入院が遅かったら、家や道端で生まれてたよ。3人目は気をつけて」。そうやさしく注意してくれた助産師さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。入院代をケチろうと軽く考えていた私。子どもと自分にとって、非常に危険な行動をしてしまいました。陣痛か迷ったら、まずは病院へ電話をして相談するべきだったと後悔しています。 ※入院のタイミングは産院の指導に従いましょう。また、出産前に何か気になるとこがある場合は、産院に連絡し、指示を仰ぎましょう。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2022年10月04日約10カ月間のマタニティライフ。この時期にしかできないことをたくさん楽しみました。そのなかで、私が唯一どうしようか悩んだのがマタニティフォトです。悩みつつも思いきって撮影してよかった! 私のマタニティフォト体験談をご紹介します。妊娠期間を楽しむために情報収集!結婚するときに、ウエディング関連の情報収集として使っていたインスタグラム。妊娠がわかってからは、マタニティの情報収集として使っていました。インスタグラムでは、マタニティライフを楽しんでいるママさんがたくさんいます。 妊娠期間だからこそ楽しめることをしたくて、インスタグラムで入手した情報を参考に、毎月のマタニティ記録撮影や生まれてくる赤ちゃんのためにベビーグッズをハンドメイドしていました。 マタニティフォトが気になる…安定期に入り主治医から許可が出てからは、マタニティヨガやマタニティビクスにも参加しました。体を動かすと気分もリフレッシュできてよかったです! そのころ、インスタグラムで見つけて気になったのが、マタニティフォトでした。 しかも、フォトスタジオで妊婦のときと、赤ちゃんが生まれてから、同じ構図で比較撮影してもらうというものです。ただ、アラフォーでパンパンのおなかを出して撮影……。「少し恥ずかしい。でもやってみたい!」と私の葛藤が続きました。 思いきってやっておいて大正解!悩んだ結果、後悔したくなかったので撮影をお願いすることに。新婚旅行で着たドレスをマタニティドレスに作り直し、撮影にも持参しました。撮影当日には体調を気遣って室温や時間配分なども考えてくださり、安心できました。赤ちゃんが生まれてから、再度スタジオで妊娠時に撮影した構図と同じ位置で比較写真を撮影してもらいました。 出来上がった写真を見て、パンパンのおなかを出すのが恥ずかしくてもお願いして本当によかったです! 思いきってやっておいて大正解でした。2回の撮影で約5万円でしたが、衣装の無料貸し出しがあり、背景も何種類か選べたのでお得だったと思います。 楽しめることは何でもやっておきたい性格の私ですが、どんどん丸くなっていく体を写真に残すのは少し抵抗がありました。恥ずかしさもあり迷っていましたが、思いきって撮影してよかったです。大きなおなかと同じ構図で生まれた赤ちゃんを抱っこしている写真との比較は感動ものです! 大切にアルバムに残しています。 監修/助産師REIKOイラスト/おもち著者:桜井りこ1女の母。服飾パタンナーを経て、現在は化粧品会社時短勤務。不妊治療からの妊娠。美容・コスメ・健康系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2022年09月10日私は4人の子どもを育てていますが、下の3人の妊娠中はにおいつわりで苦しい思いをしました。私は妊娠すると嗅覚が異常に鋭くなるらしく、今まで大丈夫だったほとんどすべてのにおいで気持ち悪くなってしまいます。そしてその状態は出産まで続くのですが、周りの人にはなかなか理解してもらえず、妊娠中は耐えて耐えての毎日でした。そのときの体験談をお話しします。※コロナ禍前の体験談です。 こんなにおいまでダメになる一番ダメだったにおいが排水溝のにおいで、一番キツいのがお風呂タイムでした。お風呂に入るたびに吐きそうになりながら、鼻息を止めて上の子をお風呂に入れる毎日。シャンプーや洗濯の洗剤、柔軟剤、ソープ類など何から何までダメになり、大好きだった香水やアロマオイルなどのにおいも受け付けなくなりました。 また、玄関を開けて家に入ったときのにおいでさえ気持ち悪くなるくらい、追い詰められていた時期もあります。洗剤やシャンプーに関しては、2人目の妊娠時にいろいろ試して大丈夫な物を見つけられたのが救いでした。 同居ゆえのつらさ自分たちが使う物はなんとかできるのですが、義父母の発するにおいはどうしようもなく、このことでかなりつらさを増していました。義母の洗濯の洗剤や柔軟剤のにおいが強烈で、部屋のほうまで漂ってきて地獄でした。 また、キッチンを共有しているので、そこでの洗剤や義母が洗ったタオルの柔軟剤のにおいが手を拭いただけで付き、具合が悪くなっていました。幸い、食べ物のにおいはわりと平気だったので、料理はできたのが救いかなとは思います。 私がとったせめてもの対策家の中のにおいが基本的に無理なので、体力と相談しながら出かけるようにしていました。家のお風呂以外は不思議と大丈夫だったので、温泉や自分の実家に行ったときには、束の間のにおいからの解放を味わったものです。 また妊娠中でも使用できる薄めたアロマオイルをスプレーしたりして、不快なにおいをごまかしたり、マスクをしたりもしました。他にもドラマを観たり、友人とおしゃべりをしたりして気をそらすことも効果的でした。 においつわりは目に見えにくいので、苦しいのは自分だけで、周りからは理解されにくいのがつらいところだと思います。今さらですが、もっと自分とおなかの赤ちゃんが快適に暮らせるように、家族にお願いしてもよかったのかなとも思います。妊娠中は無理をしたり我慢したりするよりも、工夫することが大事だと思った体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKOイラスト/キヨ著者:やましたくるみ2男2女の母。結婚を機に田舎に移り住み、のんびり子育てを楽しみながら、自身の体験談を中心に執筆中。
2022年09月08日私は1人目の子を3,900g、2人目は4,030gで出産しました。2人とも概ね妊娠34週前後から成長曲線の一番上か、もしくは抜きん出たようなグラフになっており、出産に恐怖を感じていました。特に1人目に関しては出産準備から、すべて何もかもが初めての経験ということもあり不安が募るばかり。ここでは、2人ともビッグベビーと言われていた私が、出産に対する不安を拭うため妊娠中にどのようなことを心がけたのかお伝えします。※コロナ禍前の体験談です ネットのネガティブな情報に振り回され過ぎない私が特に大切にしていたことは、インターネットの情報に踊らされすぎないことです。もちろん、さまざまな情報を瞬時に収集できる点においては、大いに助かっている側面もあり、この時代に生まれたことをとても感謝しています。しかし、このメリットはデメリットと表裏一体で、あまりにも情報が多いことや、誰が書いたかよくわからない記事に踊らされて不安を煽られるような側面もあったのも事実。 特に私はビッグベビーだと事前に予測されていたので、「ビッグベビーは難産になりやすい」などといった不確かな情報で心を乱される時期がありました。したがって特に正期産の時期に入ってからは、難産の情報を集めるより、いかに安産で生まれてきたか、というポジティブな情報しか収集しないようにしていました。これによってネガティブにならずにお産を迎えることができたのでよかったと感じています。 外部とのネットワークを大切にする私はさまざまな事情があって、1人目・2人目ともに里帰り出産せず近所の産婦人科で出産し、そのまま自宅で赤ちゃんと過ごすことを選びました。また、実親や義親が遠方に住んでいた経緯もあって、親戚類はほぼ頼れない状況。環境的に孤独になりやすいことも心配でした。 私は書籍やWebメディアの情報から「育児は孤独にならないほうが良さそうだ」ということを学んでいましたので、出産前から市のプレママ教室に通ったり、産婦人科が主催のヨガ教室に通っていました。 そのなかで、すでにお産を経験している先輩ママもたくさんいて「私も1人目はビッグベビーだったよ」など貴重な体験談を聞くことができ、「私だけじゃないのだ」と感じて勇気をもらえたことがよかったです。そのおかげで、各教室のママたちと出会えて、そのままスムーズにママ友になれたのもラッキーでした。 自治体の情報をあらかじめ収集しておく産後は親戚に手伝いを頼めなさそうな状況でしたが、ワンオペ育児は避けたいと考えていました。また、ビッグベビーを出産予定だったので「お産がより困難になり、産後の肥立ちも回復までに時間がかかるのでは?」と予測し、できるだけ外部の業者・行政に育児や家事を頼ろうと決めたのです。しかし、民間のベビーシッターへの依頼はとても割高になりそうなので、産後のママをサポートする自治体のシッター・家事代行事業の情報収集をすることに。また、赤ちゃんと自宅でずっと2人きりということも自分の性格上キツいなと感じ、せめて子ども同伴でもリフレッシュできるように「子連れOK」の美容室や整体院なども事前に調べておきました。 お産の前に情報収集したことで、産後に慌てることなく美容院や整体院に通うことができ、精神的な安定を保てました。 大きめの赤ちゃんが生まれるということで精神的な負担や動揺があったので、出産前に、情報を集める際は不確かな内容やネガティブな記事はあえて目に入れないようにしました。SNSなどをまったく見ないようにしたことで、結果的に産後、落ち着いた気持ちで育児ができたことにつながっていると思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年07月12日大人気マンガシリーズ、今回はNPO法人よつば(@npoyotuba)さんの投稿をご紹介!「妊娠しました」です。不倫相手の子か夫の子か…。どちらも可能性がある妊娠をしてしまいました…。妊娠しました出典:instagramどっちだ…?出典:instagramアドバイス
2022年05月01日ママたちが子育てやパパとの関係で悩んだりするように、もちろんパパだって子育てやママとの関係に悩むことがあります。「パパが育児に対して悩みを持つというのは、育児に関わりたい気持ちがあるからこそ」と、大阪教育大学教育学部教授の小崎恭弘先生は言います。小崎先生は、父親の育児支援に関する専門家で、3人のお子さんのパパでもあります。今回、パパたちが抱える育児の悩みにアドバイスをいただきました。 パパが育児で悩みだしたこと自体が大きな変化小崎先生:「『イクメン』が流行語大賞に選ばれたのは2010年でした。そのひと昔前までは、『パパは仕事、育児はママ』という固定的性別役割分業が明確で、社会全体にパパが育児をする前提もなかったから、そもそも当時のパパたちは育児の悩みが少なかったでしょうね。今のパパは積極的に子どもと関わりたいけど、社会の雰囲気やママのハードルが高めに感じたりして、どうしたらいいかわからない、ママのようにうまくいかないなどの悩みが出てくるのでしょう」 とはいえ、パパ側にも原因がある場合があると言います。 小崎先生:「“産んだ=育てられる”と勘違いしているパパは多いです。自分はどこか関係ない、ママは育児ができて当然、と思っていませんか? 当事者意識を持って育児に向き合うことが大切です。お産と直接授乳する以外のことは、パパは全部できるんだと認識しましょう」 Q.子育てはわからないことだらけ。小さな赤ちゃんはどう扱っていいかわからない。(生後1カ月)小崎先生:「パパがわからないように、ママも実はよくわかっていないのです。わからなくてもやるしかないので、わかっているように見えるんですよ。わからないだらけのことを、ママと一緒に考えていく・積み重ねていく中で、2人でだんだんと育児に慣れていけばいいんです。新生児期は一番変化する時だから、成長をより実感できるときでもあります。そのためには、日ごろの様子を知ることと、原始反射など赤ちゃん特有の成長・発達について、勉強・理解することがポイントです。そのうえでお世話などの経験をしていけば、少しずつ赤ちゃんの接し方もわかってコツがつかめてくるでしょう」 そのためにはママにもお願いがあるとか。 小崎先生:「日常の様子を写真や動画でパパと共有しましょう。私は妻とずっと“育児日誌”を交換していましたが、今はスマホですぐに記録を残せるし、共有するのも簡単ですよね。パパにどんどん送って、赤ちゃんの日々の様子や成長を知ってもらいましょう」 Q.子どもに「ママがいい!」「こっち来ないで」と言われてつらいです…(年齢2歳6カ月)小崎先生:「たしかに子どもに『ママがいい!』と言われたら落ち込みますよね。ですが、ママと過ごす時間が長い場合などに、ママとの関係性が生活の基本となって子どもが安心感を持ちやすいということはよくあることだし、自然なことでもあります。 さらに、お風呂や寝かしつけがいつもママなら、それは子どもの中でそういうルール(儀式)ができあがっているんです。子どもにとっては“いつもどおり”が安心だから、「ママがいい!」と言うんですね。これを言うと、そこで諦めちゃうパパが多いんですが、そのルールは変更可能だということも知ってほしい。子どものルールは日常の中で作られています。仕事から帰宅した後や休日は、積極的に子どもと関わってスキンシップをはかりながら一緒に過ごす時間を増やしましょう。そうしていうくちに、パパとのお風呂もねんねも安心だと伝わるでしょう。また、パパの方が楽しいという時期もでてくるものです。体を動かす遊びなど、パパは得意なことで積極的に関わっていくとよいですね」 Q.一生懸命やっているのに、ママが認めてくれません。仕事で疲れているなか、ぼくだって頑張っているのに。(生後9カ月)小崎先生:「今のパパたちは頑張っていると思います。けれどママも、日中は後追いが始まって息つく暇がなかったり、夜泣きなどで寝不足になったりしているかも。そんなママの日ごろの家事・育児の頑張りを認めたり感謝の気持ちを伝えたりしていますか? していないなら、どこかで家事・育児より仕事の方が大変と思っているのでは? まずは“どちらが大変”などの考えは改めて、ママの日ごろの家事育児を認めることが先決かもしれません」 それでも、ママに自分の気持ちを伝えることは良いことだとも小崎先生は言います。 小崎先生:「今までは、男がそんなことでグチグチ言うなよという空気があったと思います。でも『しんどい』とか『認めてほしい』と口にするのは悪いことではないし、なによりパパたちの本音ですよね。ぜひパパにはそういう不満を言い合える“パパ友”を作って発散してほしいですね。NPOや行政のセミナーなどを活用したり、SNSやネットの繋がりを利用したりして、パパ友の輪を広げましょう。そして、ママにも伝えて、お互いに、楽しいことだけでなくつらいことやしんどいことを言い合える、話し合える関係を築いてほしいと思います」 Q. 妻と子育て方針や価値観が合わないときは、どうしたらいいでしょうか。(叱り方、習い事など…)(年齢:1歳9カ月)小崎先生:「子育てに関しては、お互いに育った環境が異なることもあり、価値観が合わないことは自然なことです。まずはお互いに子育てへの想いを理解することが大事です。 その上で、いろいろな事をすり合わせしていきましょう。細かいルールを決めるのは大変なので、子育てで大事にしたいこと、どういうことをしたら叱るのかなどの、大まかな方向性を確認するといいと思います。その方針も、生活をしていく中でズレや意識の違いが生じることもあるので、そういったときにその都度話し合って、確認・修正していくこともとても大切です。 また、習い事に関してはその種類を相談するよりも、習い事でどういう経験をしてほしいのか、子どもに何を身につけさせたいのかということを話し合うといいでしょう。親の思いだけで決めるのではなく、子どの個性や特性を大切にすることも忘れずに!」 Q. 妻が妊娠中ですが、父親になるという実感がわきません……。小崎先生:「妊娠するとおなかが大きくなったり、ホルモンの影響などで感覚や気持ちに変化があったりするママと比べると、パパは自覚がしにくいということはあると思います。人によって、実感が持てるタイミングもさまざまでしょう。無理して父性を自覚する必要はなく、これから育児グッズなどの準備をしたり、生まれてからスキンシップを重ねたりして芽生えていくので焦らなくても大丈夫です。ママと2人でどんな子育てがしたいかを話し合ったりしながら、親になる歩調を合わせていきましょう。 ママにはぜひ『パパスイッチ』をたくさん見つけて、押してほしいです。赤ちゃんの名前を考えたり、胎動を一緒に感じたり、保険の見直し、お金の手続きなんかもいいスイッチですね。その際にもしパパが「俺、それわからない」と言ってきたら、「私もわからない!」と返答してみてください(笑)お互いに初めての育児なんだから、どんどんパパを巻き込んで、2人で一緒に親として成長していきましょう」 Q. 育児に協力する気持ちはあるけど、簡単に会社に休むって言えない…。(妻が妊娠中)小崎先生:「今の社会がまだまだ追いついてないというか、これはパパだけの問題ではないことをママにも理解してほしい。だけどパパは、仕事も大切だけど、同時に家族も大切なはずです。これからはその二つの視点を持って、キャリアと家族・子育てを考えていきましょう。仕事の工夫や取り組みも、子育ての一つです。 4月からは育児・介護休業法が改正されて、企業側は育児休業を取得しやすい環境整備や、育児休暇を従業員に促すことが義務化されます。10月からは“パパのための産休”もスタートしますから、そういった制度をうまく活用しましょう。ちょっとずつですが社会も変化しています。ほかのパパや後輩たちのためにも、そういう文化を根付かせていく意識も大切でしょう」 関連記事:いよいよ4月から男性の育児休暇が変わる!?パパの産休もできるって本当?改正後のポイントは 子育てというミッションを共にやっていくという気持ちを大切に「育児の悩みの根底には、『自分の方が大変』、『自分ばっかり頑張っている』といった『自分だけ』という思いがあるからかもしれません。しんどいことも大変なこともある子育てというミッションを、2人で共にやっていくという意識を持ちましょう。パパがママの頑張りを認めている夫婦は、ママもパパを認めているはず。お互いさま精神ですね。 そしてパパは、『出産』というとてもすごいことを控えている or 成し遂げてくれたママへの配慮を絶対に忘れないこと。妊娠〜1歳ぐらいまでの期間は、ママが心身ともに一番大変なときです。大変なときこそ、ママをしっかりサポートして一緒に子育て経験を積み重ねましょう」 取材・文/早田佳代監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 早田佳代編集プロダクション勤務を経て、フリーの編集・ライターに。不妊治療、妊娠・出産、健康、ダイエットなどの企画を中心に活動中。取材先などで得た情報を、よりわかりやすく伝えることがモットー。
2022年03月30日私には4人の子どもがいますが、3人目と4人目の出生体重は約3,800gとビッグベビーでした。3人目を妊娠したのは前回の出産から5年後。出産予定日が近づいても生まれる気配はなく、ちょうど出産予定日当日に妊婦健診がありました。エコーで出た推定体重は3,480g。その時点で上の子たちの出生体重をはるかに超えていたので、ぞっとしたのを今でも覚えています。ですが、その日の夜中に陣痛がきて、順調にお産が進んでいきました。 想定外の状況にパニック! 頭が出たのに⋯5年というブランクはあったものの、お産の流れはそれなりに把握していた私。これまでの経験からいくと、赤ちゃんの頭が出てきたあとは少しいきむだけでするりと生まれるものだと思っていましたが、3人目は違ったのです。何度もいきんでやっと頭が出てきたと思ったら、体が出てこず私はパニック状態に。 私の呼吸も若干乱れてしまいましたが、助産師さんに「赤ちゃん苦しいからね~深呼吸だよ」と言われ、なんとか態勢を整え無事に出産することができました。出てきた赤ちゃんは3,750g。経産婦だからかお股に傷はなかったものの、当時はこんな体験もうしたくないと思っていました。 募る不安。4人目もビッグベビー4人目は健診のたびに「大きめです」と言われており、出産予定日を2日過ぎてしまった妊婦健診での推定体重は約3,500gありました。また3人目のときと同じようにつらいお産になるのかなと思った私は、前回のお産が大変だったので今回も不安だということを助産師さんに話しました。すると「大丈夫よ、頭が出てきてくれれば体は私たちがサポートするからね」と言ってくれたのです。 この言葉で私は、3人目のお産のときも助産師さんがサポートしてくれていたということに気が付きました。助産師さんのサポートがあることを知っているというだけで3人目で経験したビッグベビーの出産に対する恐怖心がぬぐえたような気がしたのです。 落ち着いて臨めた4人目のお産そして迎えた4人目のお産。出産予定日を5日超えた日のことでした。前回と違うところは、お産の流れをイメージトレーニングできたこと。頭が出てくれば、助産師さんのサポートがある! こう思えただけで、私は落ち着いてお産に臨むことができたのです。 しかし実際は、4人目のお産は3人目のときより大変でした。必死にいきみましたが陣痛の途中で頭が挟まってしまったり、助産師さんが「体を引っ張ってもなかなか出てこなくて焦った」と話したりするほどしぶとかったです。それでも時計を見られるほどの余裕があり、自然破水後11分で出産することができました。体重は3,800g。生まれてすぐにくしゃみやおしっこをする、まさに“大物”でした。 漠然とお産に臨むよりもお産の流れを事前にイメージしておいたほうがより冷静になれるんだな、ということがよくわかった2つのお産となりました。何よりお産のときには、助産師さんがサポートしてくれることがわかっていたため、とても心強かったです。4人目もビッグベビー出産になるとわかったあのときに、助産師さんに不安を打ち明けておいてよかったなと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:ほりたえりな10歳、8歳、3歳、0歳の男女4人の母。ステップファミリー。元コンビニ店員だが、第4子出産を機に退職し、現在はフリーライターとして活動中。自身の子育て体験談や商品レビューなどを執筆中。
2022年02月21日妊娠前は55kgだった体重が、気がつくと出産時70kgに! このままではいけないと産後ダイエットを開始。育児中でも無理のないダイエットをして、産後8カ月にして18kg落とすことができました。生活のなかで実践したこと、気をつけていたことをご紹介します。開き直って、隠さない妊娠中、私は15kg太ってしまったことを恥ずかしく思っていて、周囲には言えませんでした。体重の増加を知らない友人からは食べ物の差し入れを多くもらい、おいしく頂いていました。 産後も実家の母が作る食事は量が多く、「このままでは痩せられない!」と危機感を抱き、開き直って周囲に「現在70kgです! 前の体重に戻したい!」と公言。 すると「応援する!」とみんなが言ってくれるようになったのです。「どれくらい痩せられた?」と話題にもしてくれるようになり、自分のヤル気に火がつきました。 1日3食はきちんと食べる病院での産後1カ月健診にて、「ダイエットを開始してもよい」と許可を得てから開始しました。 ダイエット中でも母乳を出したい、また、育児は体力勝負と聞いていたので、1日3食はしっかり食べました。洋食よりは低カロリーな和食を心がけ、間食は極力しないようにしました。どうしてもおなかがすいたときは豆腐を食べることに。 また、産婦人科の先生に「果物は案外太るよ」と言われていたので、食べ過ぎないようにしていました。さらに、食材を低カロリーで高タンパクの物に替えたところ、体重が落ち始めました。 赤ちゃんとお散歩ダイエットダイエットには運動も不可欠。しかし、妊娠を機に退職したあと、運動習慣がまったくなくなっていました。 体重減少が停滞しだした産後3カ月目。ちょうど赤ちゃんと外へ出る機会が増えてきたので、それを機に毎日欠かさずに散歩へ出かけることを決めました。夏場は早朝に、雨の日でも少しの晴れ間があれば10分だけでも必ず行くようにしました。 近くのスーパーには車でなく徒歩で出かけるようにしたところ、なんと産後8カ月で18kg減となり、産前よりも痩せることができました。 産後は精神的にも肉体的にも大変なことばかりなので、無理なダイエットは禁物です。自分の生活のなかで無理なくおこなえることから始めてみることが大切だと思いました。産後ダイエットに成功した今、「またオシャレをしたい!」と、心がウキウキしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子著者:前田 梨沙0歳女児の母。食生活アドバイイザー、旅行業務取扱管理責任者の資格を保有。前職は旅行会社勤務、国内外の子連れ旅行に関しての知識や経験が豊富。ハンドメイド作品を作ることが趣味。
2022年02月02日少人数の職場ゆえ、2人目の出産の際には、他のスタッフに極力迷惑をかけないようなタイミングで産休を迎えようと計画的に妊活をしたつもりでした。ところが、根本的な知識不足によって最も人手が欲しいタイミングで出産を迎えてしまったのです。ざんげの気持ちでいっぱいだった2人目の出産体験談です。※コロナ禍前の体験談です 我慢を続けた2人目妊娠私たち夫婦は3人子どもを持ちたいと思っていたので、1人目の出産直後から2人目の妊娠をいつにしようか考え始めました。そして、1人目は1年間育休をいただいたので、復職して丸2年は我慢しようと決めました。 1人目を産んだころは私の周囲も1人目出産ラッシュ。ところが復職して1年が経ったころ、同じころに1人目を産んだ同僚たちが2人目出産ラッシュに入ったのです。幸せそうな同僚たちに焦りとうらやましさを感じ、妊活をスタートしてしまおうかと思いましたが、他のスタッフに迷惑をかけたくない一心で我慢に我慢を重ねました。 痛恨の計算ミス私の職場では8月中旬に大きな主催イベントがあり、私自身もそのイベントのなかで担当企画を持っていたため、そのイベントが終わってから産休に入るようにしたいと考えていました。イメージとしては9月中旬の出産です。 しかし、1人産んでいるにもかかわらず、妊娠0日目の数え方を完全に勘違いしていた私。しかも2人目妊活を開始してすぐに妊娠したため、出産予定日が大事なイベントのわずか1週間後になってしまったのです! やさしい職場に助けられ職場に迷惑をかけたくないと計算したはずが、最も迷惑をかけるタイミングでの妊娠となってしまった私。それでも上司含め同僚たちも笑顔で受け止めてくれ、「やりたいなら体を一番に、やれるだけやりな」と、私の判断で本番までできる範囲で関わっても良いと言ってくれました。 経過も良好だったので、一応出産予定日の3週間前には産休に入ったものの、その後も自分の体調と相談しながら担当企画の進捗を見届けさせてもらっていました。 まさかの本番まるかぶり胎児の経過も良好で、イベントの前日リハーサルにもほぼ終日立ち会い、このままイベント本番を迎えてから出産できるなと勝手に安心していました。ところが翌日の本番早朝、まさかの陣痛が! しかも気づいたときにはもう5分間隔。最も恐れていたイベントの本番と私の出産本番が丸かぶりになってしまったのです。 分娩台の上でも陣痛の痛みとイベントが無事に進んでいるかの不安とが入り交り、出産後も喜び半分、ざんげの気持ち半分という、なんともほろ苦い経験となってしまいました。 私の場合は理解のある職場だったので、大迷惑をかけてしまったにもかかわらず笑顔で祝福してくれましたが、申し訳なさが消えず、自分では素直に喜びきれませんでした。3人目こそしっかり計算をし、笑顔で職場にも報告できるような妊娠・出産を目指したいものです。 監修/助産師REIKO著者:笹谷みずき 二女の母。地方の住宅街から離れた山の中在住。現在は外勤めですが、いつかは自宅周辺の自然を活かした事業を起こしたいと目論見中。地方での出産・子育ての楽しさを伝えるべく、自身の体験談を中心に執筆中。
2021年11月25日5歳の娘さんと生後10カ月の息子さんを持つママは、息子さんを妊娠中に初めて尿もれを経験し、産後も続いてしまったそうです。妊娠中~産後にかけて尿漏れにどう対処したのか、リアルな体験を紹介しています。 私には5歳の娘と生後10カ月の息子がいます。2人目の妊娠で、初めて経験したマイナートラブルの1つに「尿もれ」があります。自分には無縁だと思っていた尿もれを経験し、恥ずかしながら出産後には自然と治まると思い、甘く見ていた私の尿もれ体験談をご紹介します。 尿もれとは無縁だったのに1人目のときは、妊娠中〜出産後も一度も尿もれはありませんでした。そのため退院指導で助産師さんから骨盤底筋のトレーニングを教えてもらったときも、正直なところ「そういう人もいるんだな~」くらいの気持ちで、私には無縁の悩みだと思っていたのです。 1人目の出産から4年以上が経ち、2人目を妊娠。5月末生まれの2人目の妊娠後期は、ちょうど花粉のピークのころでした。妊娠中は花粉症の服薬を控えていたこともあり、大きなくしゃみを連発したそのとき……! 初めてちょろっと漏れる感覚があり、かなりショックだったのをよく覚えています。 産後は自然と治まるはず2人目の妊娠後期に初めて尿もれを経験し、大きなショックを受けてからもなお「妊娠中の尿もれはよくあることだと聞くし、きっと出産後は自然と治まるはず」と自己判断して、尿もれ対策に生理用ナプキンを当てて残りの妊娠期間をしのいだ私。 今になって振り返ってみれば、そう自分に言い聞かせることで、初めて経験した尿もれのショックから目を背けたかったのかもしれません。でも私の期待とは裏腹に、出産後もくしゃみや咳のタイミングで尿もれが続いてしまったのでした。 産後の1カ月健診を機にトレーニング開始出産後、母体の1カ月健診で先生から「何か気になることはありますか?」と聞かれたときに、正直に尿もれのことを相談してみました。先生からは「出産を機に起きる尿もれの場合、骨盤底筋の衰えが原因であることが多いので、毎日最低でも100回お尻の穴を引き締めるイメージでトレーニングするとよい」と教えてもらいました。 毎日意識しないとついつい忘れてしまうので、授乳中をトレーニング時間に設定して100回から200回を目安に続けたところ、産後半年で自然と治まりました。 自分には無縁な悩みだと思っていた尿もれを経験し、本当にショックでこのまま一生続くのではないかと不安な気持ちにもなりました。幸いなことに産後半年で治まりましたが、今後も予防のためにトレーニングは毎日欠かさずにおこなおうと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。また、尿漏れ対策に生理用ナプキンを使用するとデリケートゾーンにかゆみや肌トラブルが発生する場合があるので、使用する際は尿漏れ用のナプキンをご使用ください。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年10月10日私は5歳、3歳の息子と1歳の娘のパパです。3人目のとき、妻が里帰り出産をしました。1人目2人目は夫婦で育児できると思い、親が孫を世話すると疲れるのではないかとも感じ、選択しませんでした。しかし、3人目のときは子どもが2人いることや、親から申し出てくれたので、里帰りしてもらうことに。実際、妻が不在の間の2カ月間、私が育児を担ってみて後悔したことがありました。妻の里帰り出産に向け準備すべきと感じた3つのことをお伝えします。 事前にパパが育児を一通りこなしてみる私たち夫婦は共働きでしたが、妻が時短勤務だったので育児の比率は妻のほうが高かったです。事前に妻に子どもとどうやって寝ているのか、幼稚園の準備はどうしたらいいのかなど確認しました。しかし、いざおこなってみるとうまくいかないことばかり。子どもは落ち着かないためなかなか眠らず、幼稚園に持っていくタオルのサイズがわからないなど、何度も妻に連絡しなければなりませんでした。妻がいるあいだに育児のすべてを実際にやるべきだったと反省しました。 他に頼れる人を探しておく里帰り中は私が育児のすべてを担います。妻が里帰りしている2カ月間、体調不良なく過ごせましたが、私の体調が悪いとき、幼稚園に行けないときなどの不測の事態に備えるべきでした。例えば私の職場に事前に説明しておき、子どもの体調不良時には休めるようにしておくことも必要だと思いました。さらには、不測の事態はいつ起きるかわからないので、親やきょうだい、親戚に頼ったり、地域の病児保育に登録しておくことで万全の体制を整えておくべきだったと思っています。 緊急時に受け入れ可能な病院を探すわが家の場合は出産予定日の1カ月前から妻が里帰りしたのですが、周りの話を聞いていると出産予定日の1カ月以上前に生まれたという話がないわけではありません。 そのため、例えば子どもの用事など何らかの事情で自宅に戻ってきている場合、里帰り前の病院は受け入れ可能なのか、不可能であればどこの病院が対応可能か、どのように対処すればいいのかなど事前に産婦人科に確認すべきだったと思いました。 3人目はトラブルもなく無事に生まれてきたので、里帰り出産を選択して正解だと思いました。しかし、振り返ると準備不足も感じました。もっと事前に備えておけば、不測の事態が起こったとしても、私と子どもたちだけの生活にもっと余裕を持てたのかも……と感じています。今後また妻が里帰り出産するときは準備を入念におこなおうと思います。 監修/助産師REIKO著者:西川しょた普段は看護師として勤務する5歳と3歳の息子、1歳の娘の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2021年10月04日長女が2歳6カ月になったときに、双子の妊娠がわかったママ。それから双子を出産するまでの間、お姉ちゃんには我慢させ、ごめんねと言いたいことがたくさんあったそうです。そんなママの体験談と、退院後お姉ちゃんに対してどう接したかについてご紹介しています。 大好きな遊びができなくてごめんね寝かしつけの時間に、私のおなかに乗って飛行機ごっこをするのが大好きだったお姉ちゃん。妊娠がわかってからは、「おなかに乗らないで」と私が言うたびに、大好きだった遊びができず泣きじゃくるようになりました。 大好きな遊びをしてあげられなくごめんね⋯…と思う気持ちと、つわりのつらさが重なってしまい……。それまで楽しく過ごしていた寝る前の時間は、私にとってどうしようもない気持ちでいっぱいになる、避けたい時間になっていました。 抱っこしてあげられなくてごめんね双子だということもあって、妊娠12週を過ぎたあたりからおなかが膨らみ始めました。そのころからお姉ちゃんを抱っこして歩くと、おなかが張った感覚がするように。お姉ちゃんを抱っこするのは厳しくなってきたなと感じていたものの、お姉ちゃんはまだまだ甘えたい盛り。 保育園から家まで200mほどの距離を抱っこしてほしいという願いを、聞いてあげられなくなりました。ごめんねと思いながら、大声で泣くお姉ちゃんを叱りながら家まで歩いて帰らせる日々が続きました。 お父さんと離れ離れにさせてごめんね双子出産前後のことを考え、里帰り出産を決意した私。韓国に住んでいる私たちは、夫は韓国に残り、私とお姉ちゃんだけで日本へ帰ることにしました。新型コロナウイルスのワクチン接種が始まる前だったこともあり、夫は出産前後日本にくることができませんでした。 その結果、お姉ちゃんは半年ほど大好きなお父さんに会えない日々を送ることに。私が精神的にも体力的にも頑張れば、韓国での出産も可能だったのに。私のわがままで、大好きなお父さんと会えなくなってしまってごめんね、という気持ちでした。 私の退院後、お姉ちゃんになった記念とそれまで我慢して頑張ったご褒美に、おもちゃを買ってあげました。双子育児に奮闘中の現在も、お姉ちゃんを優先してあげるようにしています。今では「赤ちゃんが泣いてるから、お母さん抱っこしてあげて」と言ってくれるように。「たくさん我慢をさせてごめんね、でも、弟思いのお姉ちゃんに育ってくれてうれしいよ」と言ってあげたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:山口まなみ3歳の娘と双子の男の子の母。韓国人の夫と家族5人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。
2021年10月02日いよいよ2人目の出産が近づいてきた妊娠37週。産婦人科の先生からは「もういつ生まれても大丈夫」と言われ、陣痛を待つ日々が続きました。しかし出産当日、あろうことか陣痛を放置し、入院費用を安く済ませようとした私の恥ずかしい失敗談をご紹介します。入院費用が無駄になったママ友第2子妊娠中のときのこと。出産したばかりのママ友に会いに行きました。「陣痛が来たと思って、夜中11時に入院したの。そしたら痛みが消えちゃって、病院の朝ごはん食べてそのまま帰ったんだよ」と、出産前の体験談を話してくれました。 彼女の通う産婦人科は、午前0時から翌日午前0時までの24時間で1日分の入院費がかかる仕組み。ママ友は数時間病院にいただけで、2日分の入院費約2万円を支払ったというのです。 そこで私は自分が通う産婦人科の入院費用のシステムを調べることもなく、「とにかくギリギリまで家で耐えよう」というおかしな思考に。 陣痛なのかわからない…我慢すべし!1人目の出産時は陣痛促進剤で陣痛を起こしたため、陣痛が来る前から病院でスタンバイ。痛みがあると、すぐに助産師さんに相談できる状況でした。家で陣痛を待つのは第2子が初めて。 出産予定日前日の午前4時。腰に重い痛みが出てきました。陣痛の間隔をアプリではかるものの、10分だったり、20分だったり。まれにかなり強い痛みがありましたが、起きてきた上の子の朝ごはんを作ったり、洗濯をしていたりすると痛みを忘れることも。 「こんな朝早くに行ったら、早朝の追加料金がかかるかもしれない。これは陣痛じゃない……」。間隔がバラバラという理由だけで、陣痛ではないと自分に言い聞かせ、家で我慢していました。 病院に着いたときには子宮口8cm午前10時を過ぎても、痛みは続いていました。でも間隔は、5分のときもあれば15分のときも。「外来も始まった時間。追加料金もないはず」と思った私。一度病院に電話をしてみると、電話口の助産師さんからすぐ来るようにとの指示。病院へ着き、器械を20分ほどつけて陣痛の確認。子宮口の開きもチェックしてくれました。 すると、助産師さんは焦った様子。陣痛は4~5分間隔、子宮口は8cmも開いていたのです。私はすぐに分娩台へ。点滴の処理が終わるのを待って、助産師さんから「はい、いきんで」の声が掛かります。5回いきんだら、第2子がこの世に誕生していました。病院に到着して約1時間後の話です。 「もう少し入院が遅かったら、家や道端で生まれてたよ。3人目は気をつけて」。そうやさしく注意してくれた助産師さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。入院代をケチろうと軽く考えていた私。子どもと自分にとって、非常に危険な行動をしてしまいました。陣痛か迷ったら、まずは病院へ電話をして相談するべきだったと後悔しています。 ※入院のタイミングは産院の指導に従いましょう。また、出産前に何か気になるとこがある場合は、産院に連絡し、指示を仰ぎましょう。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2021年10月01日約10カ月間のマタニティライフ。この時期にしかできないことをたくさん楽しみました。そのなかで、私が唯一どうしようか悩んだのがマタニティフォトです。悩みつつも思いきって撮影してよかった! 私のマタニティフォト体験談をご紹介します。妊娠期間を楽しむために情報収集!結婚するときに、ウエディング関連の情報収集として使っていたインスタグラム。妊娠がわかってからは、マタニティの情報収集として使っていました。インスタグラムでは、マタニティライフを楽しんでいるママさんがたくさんいます。 妊娠期間だからこそ楽しめることをしたくて、インスタグラムで入手した情報を参考に、毎月のマタニティ記録撮影や生まれてくる赤ちゃんのためにベビーグッズをハンドメイドしていました。 マタニティフォトが気になる…安定期に入り主治医から許可が出てからは、マタニティヨガやマタニティビクスにも参加しました。体を動かすと気分もリフレッシュできてよかったです! そのころ、インスタグラムで見つけて気になったのが、マタニティフォトでした。 しかも、フォトスタジオで妊婦のときと、赤ちゃんが生まれてから、同じ構図で比較撮影してもらうというものです。ただ、アラフォーでパンパンのおなかを出して撮影……。「少し恥ずかしい。でもやってみたい!」と私の葛藤が続きました。 思いきってやっておいて大正解!悩んだ結果、後悔したくなかったので撮影をお願いすることに。新婚旅行で着たドレスをマタニティドレスに作り直し、撮影にも持参しました。撮影当日には体調を気遣って室温や時間配分なども考えてくださり、安心できました。赤ちゃんが生まれてから、再度スタジオで妊娠時に撮影した構図と同じ位置で比較写真を撮影してもらいました。 出来上がった写真を見て、パンパンのおなかを出すのが恥ずかしくてもお願いして本当によかったです! 思いきってやっておいて大正解でした。2回の撮影で約5万円でしたが、衣装の無料貸し出しがあり、背景も何種類か選べたのでお得だったと思います。 楽しめることは何でもやっておきたい性格の私ですが、どんどん丸くなっていく体を写真に残すのは少し抵抗がありました。恥ずかしさもあり迷っていましたが、思いきって撮影してよかったです。大きなおなかと同じ構図で生まれた赤ちゃんを抱っこしている写真との比較は感動ものです! 大切にアルバムに残しています。 監修/助産師REIKOイラスト/おもち著者:桜井りこ1女の母。服飾パタンナーを経て、現在は化粧品会社時短勤務。不妊治療からの妊娠。美容・コスメ・健康系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2021年09月23日私は4人の子どもを育てていますが、下の3人の妊娠中はにおいつわりで苦しい思いをしました。私は妊娠すると嗅覚が異常に鋭くなるらしく、今まで大丈夫だったほとんどすべてのにおいで気持ち悪くなってしまいます。そしてその状態は出産まで続くのですが、周りの人にはなかなか理解してもらえず、妊娠中は耐えて耐えての毎日でした。そのときの体験談をお話しします。 ※コロナ禍前の体験談です。 こんなにおいまでダメになる一番ダメだったにおいが排水溝のにおいで、一番キツいのがお風呂タイムでした。お風呂に入るたびに吐きそうになりながら、鼻息を止めて上の子をお風呂に入れる毎日。シャンプーや洗濯の洗剤、柔軟剤、ソープ類など何から何までダメになり、大好きだった香水やアロマオイルなどのにおいも受け付けなくなりました。 また、玄関を開けて家に入ったときのにおいでさえ気持ち悪くなるくらい、追い詰められていた時期もあります。洗剤やシャンプーに関しては、2人目の妊娠時にいろいろ試して大丈夫な物を見つけられたのが救いでした。 同居ゆえのつらさ自分たちが使う物はなんとかできるのですが、義父母の発するにおいはどうしようもなく、このことでかなりつらさを増していました。義母の洗濯の洗剤や柔軟剤のにおいが強烈で、部屋のほうまで漂ってきて地獄でした。 また、キッチンを共有しているので、そこでの洗剤や義母が洗ったタオルの柔軟剤のにおいが手を拭いただけで付き、具合が悪くなっていました。幸い、食べ物のにおいはわりと平気だったので、料理はできたのが救いかなとは思います。 私がとったせめてもの対策家の中のにおいが基本的に無理なので、体力と相談しながら出かけるようにしていました。家のお風呂以外は不思議と大丈夫だったので、温泉や自分の実家に行ったときには、束の間のにおいからの解放を味わったものです。 また妊娠中でも使用できる薄めたアロマオイルをスプレーしたりして、不快なにおいをごまかしたり、マスクをしたりもしました。他にもドラマを観たり、友人とおしゃべりをしたりして気をそらすことも効果的でした。 においつわりは目に見えにくいので、苦しいのは自分だけで、周りからは理解されにくいのがつらいところだと思います。今さらですが、もっと自分とおなかの赤ちゃんが快適に暮らせるように、家族にお願いしてもよかったのかなとも思います。妊娠中は無理をしたり我慢したりするよりも、工夫することが大事だと思った体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKOイラスト/キヨ著者:やましたくるみ2男2女の母。結婚を機に田舎に移り住み、のんびり子育てを楽しみながら、自身の体験談を中心に執筆中。
2021年09月10日第1子である娘を出産した際は、破水から始まりました。妊娠36週4日のことです。自宅で昼寝をしていたら、突然股から大量の水が。おしっこを漏らしたのかと思い、慌ててトイレに駆け込みました。止まらず出てくる液体に、失禁ではなく破水であることを確信。まだ正期産前のため、自宅にひとりだった私は突然の出来事でパニックに。そんな破水から始まった私の「準備しておいてよかったこと」「後悔したこと」をご紹介します。 よかったこと①:入院バッグの準備破水後は羊水が出てくるので、羊水で床を汚さないか心配で動きづらく、身支度が大変でした。また、破水後は羊水をなるべく出さないために安静にしていなければなりません。そんななかで、入院バッグの準備から始めるのはとても大変です。 私の場合はついつい後回しにしていた入院バッグの準備を終えた直後、破水しました。正期産に入る前から、入院バッグを準備しておくことの重要さが身にしみました。 よかったこと②:破水したとき用のバッグ切迫早産気味と言われていた私は、「陣痛バッグ」「入院バッグ」に加えて、「破水したとき用のバッグ」を用意していました。中身は車へ乗るときにシートを汚さないよう敷くための、捨ててもよいバスタオルと大きなビニール袋。そして試供品でもらった赤ちゃん用のおむつです。 この赤ちゃん用のおむつが大活躍。動くと羊水が出てくるので、床を水浸しにしてしまわないように、赤ちゃん用のおむつをナプキンのようにパンツの上にあてておきました。ナプキンでは受け止めきれない量の羊水が出てきても、おむつなら問題なし。おかげで服をほとんど汚さずに病院へたどりつくことができました。 後悔したこと:自宅へのタクシー手配準備実家で破水した場合の陣痛タクシーの準備はしていましたが、自宅で破水することは想定していませんでした。慌ててタクシー会社へ連絡をしたものの、配車してもらえず。 仕事中の夫に帰ってきてもらって病院へ行きましたが、病院に到着したのは破水の3時間後でした。里帰りするつもりだったとしても、自宅でお産が始まってしまった際のタクシー手配の準備をしておくべきでした。 お産はいつどこで始まるかわからない。わかっているつもりでも準備不足でした。破水してしまったときは、「まさか私が破水で始まるなんて」と驚き、そう思ったことを今でも覚えています。破水後すぐに陣痛が始まらなかったのでなんとかなりましたが、そのまま陣痛が始まっていたら自宅で出産していたかもしれません。娘が無事に生まれてきてくれて本当によかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/ののぱ監修/助産師REIKO著者:三葉アキ0歳の女の子を育てながら化粧品会社で働くワーキングマザー。夫が激務なため、平日はワンオペ。忙しくても楽しく子育てすることをテーマに、育児に関する記事を執筆している。
2021年07月03日