子育て情報『知的障害の子を育てるシンママ吉田可奈さん#1言葉が出ない我が子。原因はまさかの…』

2021年4月16日 19:00

知的障害の子を育てるシンママ吉田可奈さん#1言葉が出ない我が子。原因はまさかの…

目次

・「他の子と比べて小さい」と気づいたのがきっかけだった
・「やれるだけのことはやってあげよう」と療育センターへ
・ちゃんと障害を受け入れ理解することで不安がなくなった
・PROFILE:吉田可奈さん
知的障害の子を育てるシングルマザー吉田可奈さんインタビュー#1


音楽や映画などを中心としたエンタメ系のフリーライターとして活躍する吉田可奈さんは、仕事をしながら2人の姉弟を育てるパワフルなシングルマザー。しっかり者の姉 “みいちゃん”と知的障害を抱えた弟 “ぽんちゃん”との日々を綴ったエッセイ&マンガ『うちの子、へん?』(扶桑社刊)が今話題になっています。

今回は、そんな吉田さんに、他の子との違いに気付いたきっかけや、障害を持つ子どもとの向き合い方についてお話を伺いました。

「他の子と比べて小さい」と気づいたのがきっかけだった

-シングルマザーになったのは、いつ頃だったのでしょうか。

吉田さん:12年前ですね。23歳で結婚して、26歳で1人目を出産、29歳で2人目を出産したのですが、いろいろあって、2人目が産まれてすぐに離婚しました。

-子育てに対する不安はなかったんですか?

吉田さん:子育てに対する不安は、ほとんどなかったです。子どもは2人ともすごく育てやすかったし、それよりも夫婦関係のトラブルの方がしんどくて、それを取っ払ってからは、ものすごく気持ちがラクになりましたね。


-2人目の男の子“ぽんちゃん”がちょっと他の子と違うなと感じたのは1歳くらいだったそうですが、どんなことがきっかけだったのでしょうか。

吉田さん:4月生まれで1歳になってすぐに保育園に入ったんですけど、ある日、保育園のおばあちゃん先生に「あきらかに(他の子と比べて)小さいね」と言われたんです。たしかに、めちゃくちゃ小さかったんですよ。6kgにも満たないくらいで。それまではあまり気にしていなかったんですけど、「一度病院で診てもらった方がいいよ」というアドバイスをいただいて、その日の帰りにかかりつけの病院に行ったんです。そうしたら、「たしかに小さいね」と言われて。そこから医師の指示のもと、離乳食とミルクの他に漢方と栄養ドリンクをあげることになり、それで1年間変化がなければ大きい病院に行きましょう、と。

-それで変化がなかったので大きい病院に?

吉田さん:そうですね。
1年経っても喋らないし、歩かないし、体重も増えないし……ということで、紹介状を書いてもらって、大きい都立の子ども病院に検査を受けに行くことになりました。

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