子育て情報『ハンディファンで命の危険も!?意外と知らない赤ちゃんの熱中症対策【助産師】』

2021年4月30日 22:20

ハンディファンで命の危険も!?意外と知らない赤ちゃんの熱中症対策【助産師】

 

【4】ハンディファン(扇風機)は、暑い屋外で使っていると、逆に熱中症を招く危険もあるといわれています。

汗は蒸発するときに、体から熱を奪い、体温を下げる役目をしますが、高い外気温のなかで扇風機だけを使うと、熱を奪う前に汗だけが乾き、体温は上がったままになってしまいます。ハンディファンを使うときは濡れタオルや霧吹きなどで肌を濡らしながら使うと効果的です。

【5】生後6カ月未満の乳児の場合は、水分補給時は母乳や育児用ミルクを飲ませてあげましょう。母乳やミルクの中には、水分や塩分や糖分など、赤ちゃんに必要なものがすべて入っていて、身体に水分を取り込みやすいと言われています。

いつもの授乳間隔よりあけないように注意したり、可能であれば短い間隔や多めにあげてみましょう。生後6カ月以降で離乳食が始まっている場合は、白湯・麦茶・ジュースなどでもいいでしょう。

天気も良く外で過ごすことも多くなる時期、熱中症に気をつけて楽しく過ごせるといいですね。


参照:国立成育医療研究センター 子どもの熱中症について

監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。

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