おしゃぶりや歯固め無理にやめさせなくっていいって本当?【助産師】
おしゃぶりや歯固めは、赤ちゃんがぐずった時にはママにとっては助かるアイテムです。
しかし、賛否両論あり赤ちゃんへの影響も心配というママもいます。今回は、おしゃぶりや歯固めについてのお話です。
歯固めとは?歯固めのメリットは?
歯固めとは、赤ちゃんが噛んで遊ぶ専用のおもちゃのことです。素材は色々ありますが、シリコン、天然木、天然ゴム、お米などがおすすめです。口に入れても安全な素材や塗料のもので作られていて、噛んだことで素材の一部や部品がとれないものを選びましょう。
歯固め専用のものでなく、通常のおもちゃを歯固め代わりにするのは危険なのでやめましょう。また、もちやすい大きさで、洗浄や消毒がしやすく清潔が保てるものを選びましょう。
歯固めのメリットは、歯の生え始めによる違和感・不快感を歯固めを噛むことで軽減することができます。この時期は、何でも噛んでしまうことがあるので、噛む専用の歯固めを噛むことで誤嚥などを予防します。また、授乳中におっぱいを噛んでしまうことに対しても予防できることもあります。
ぐずったときも歯固めを噛むという遊びの一種になり、あやすグッズの一つになります。また、歯固めを噛むことで顎が鍛えられたり、歯茎を刺激することにより、これから生える乳歯の成長を促すとも言われ、噛む練習にもなります。
いつから使うの? いつやめさせるの?
歯固めを使い始める時期の目安としては乳歯が生える前がいいでしょう。歯が生えてくる時期は、個人差が多いので以下を参考にしてみてください。
乳歯が生える前の前兆としては、
・よだれが多くなる
・授乳時におっぱいを噛むようになる
・唇を突き出しブーブーと息を吐いたりツバを出す仕草がみられる
・歯茎を触ったり、指を口の中に入れるのが多くなる
・乳歯が生える前に歯茎が膨らんでくる
歯が生えきってくると、自然とやらなくなることが多いです。
やめるのはいつまでというのはないので、赤ちゃんが自然とやらなくなるのを待つので大丈夫です。
おしゃぶりのメリット・デメリット
赤ちゃんは、お腹が空いていなくてもおっぱいや指を「吸う」ことで安心感を得ているといわれています。母乳や育児用ミルクをあげた後も、抱っこやゆらゆらなど試しても落ち着かずに泣いていて吸いたがったり、家事をする合間に少し待っていてもらいたいとき、眠くてぐずっているときなどに使用するといいかと思います。