やりがちだけどNG!助産師が実は困ってしまう、低月齢ママの行動とは…!?
おむつ交換時におしりをゴシゴシ拭く
新生児期は、排便回数も多く柔らかく水っぽい便の性状をしていることが多いです。おむつ交換のたびにお尻を何回も拭かなければいけないのも原因ですが、おしりにこびりついた便を取ろうとするとついつい強く拭いてしまうことが多く、おしりかぶれができやすくなります。
うんちがたくさん出たときや、おしりにうんちがこびりついている場合はおしりだけ洗面器やシャワーなどで洗う臀部浴がおすすめです。また、おしり拭きの水分をお湯などで多くする、おむつの上でペットボトル容器などに微温湯を入れて洗い流すなどがおすすめです。
赤くなってきたらワセリンや馬油などをおむつ交換ごとに塗って、皮膚を保護するようにしましょう。赤みが強かったり、皮膚が剥けているような場合は、受診するようにしましょう。
産院では沐浴指導や退院指導などで赤ちゃんのお世話についてお話があったかと思います。しかし、教わったことも産後は忘れがちです。
また、実際にやってみると難しいこともあるかと思います。ぜひ、ためしてみてくださいね。
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。