子育て情報『生まれたばかりの息子がかわいいと思えない…罪悪感に苦しんだ私がとった選択は【新しい家族のカタチ】』

2022年9月22日 21:15

生まれたばかりの息子がかわいいと思えない…罪悪感に苦しんだ私がとった選択は【新しい家族のカタチ】

自分が産んだ赤ちゃんは、きっと見た瞬間「かわいい!」と思えるのだと思っていました。しかし、無事に出産を終えて、助産師さんが生まれたばかりの長男の写真を手渡してくれたのですが、私は少しもかわいいと思えなかったのです……。

その後もその気持ちは変わらず。私は家族に相談をして、あることを決意しました……。

ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。

初めての出産

私の出産は、初産にしては安定していたように思います。
陣痛に耐える時間もそれほど長くはありませんでした。ただ長男は頭が大きな赤ちゃんだったので、ゆっくりと産道を下りてくる痛みに、「もうさっさと出てきて!」という一心で乗り切った出産でした。長男の頭が無事に出てきた瞬間、取り上げてくれたお医者さんに「大きな赤ちゃんだよ」と、大笑いされたほどです。

出産後、処置のために隣室で横になっていた私に、助産師さんが長男の写真を手渡してくれました。私は笑顔で受け取りましたが、その写真に写る赤ちゃんに対して少しもかわいいとは思えませんでした。

ただひたすら赤ちゃんと2人で過ごす毎日

退院後、私と長男の2人で過ごす毎日が始まりました。同じ家に私の母も同居していましたが、猫を飼っていたため、自分たち夫婦の寝室で赤ちゃんのお世話をすることになりました。長男は、昼間も夜も育児用ミルクを飲み、おむつを交換すれば自然と数時間は眠ってしまうような、手のかからない赤ちゃんでした。


そんな長男にも、泣き止まないときはありました。何をしても泣き続ける長男に、私は腹立たしさを感じました。それと同時に、そんなことを赤ちゃんに感じる自分は、母親に向いていないのではないかと不安になりました。それでも、いっしょに過ごしていくうちにかわいいと思えるのではないかと、どこかで考えていた私。少しも変わらない自分の気持ちに、不安は大きくなっていきました。

あまりに長男の泣き声が続くと、母が心配して見に来てくれました。母が抱っこをすると長男はすぐに泣き止み、それは夫でも同じでした。

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