子育て情報『「孫可愛さについ…」帰省時に多発!じいじ・ばあばのちょっと困った孫への対応とは?』

2022年12月29日 15:30

「孫可愛さについ…」帰省時に多発!じいじ・ばあばのちょっと困った孫への対応とは?

「ちょっと言葉が遅いんじゃない?」といった質問。おばあちゃんとしては何気なく言ったつもりかもしれません。「お父さんは1歳半でトイレに行ってたわよ」「マメに連れて行けば、すぐにおむつは取れるわよ」などのおばあちゃんの育児経験からの助言は、ありがたい反面、パパやママの不安をあおってしまう可能性があります。子どもの成長発達には個人差があります。血がつながっている親子だって同じようには育ちません。今のお孫さんの姿を認めることが何よりも大切です。また、育児の考え方も30年前と今では変化している部分もあります。今、精一杯育児をしているパパやママのことを認めてあげてくださいね。


お互いの感謝が必要

普段、お孫さんと関わることが少ない、おじいちゃんおばあちゃんです。しようとしていることは全て「お孫さんのために」と思ってしているはずです。その気持ちを受け止めることができるとよいですね。また、パパやママは当然のことながら、日々の子育てを一生懸命しています。帰省した時に見える「その時だけの姿」だけを評価するのは、やはりよくありませんね。その点を、大人全員が理解して、「ありがとう」の気持ちをお互いが持つことは、とても大切ですね。何より大切なのは、お孫さんが「おじいちゃん、おばあちゃんのお家に行って、とっても楽しかった!また行きたい!」と思う気持ちだと思います。

今回のテーマは「NGなこと」だったので、なんだか耳が痛いお話だったかもしれません。
最後に、私自身が子どもの時、おじいちゃんの家に帰省した時のエピソードを一つ。おじいちゃん家の冷蔵庫には、必ずジュースが常備されていました。私の母は、普段ジュースを飲ませてくれなかったのですが、おじいちゃんの家にいる時だけは好きなだけ飲んでもOKでした。今思うと、母の「特別な日なのでOK」の決まりがきっとあったのでしょうね。

著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。

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