子育て情報『親が言いがちな「口で言ってごらん?」はNG!保育士も実践している子どもを叱る時のテクニックとは?』

2023年3月26日 20:40

親が言いがちな「口で言ってごらん?」はNG!保育士も実践している子どもを叱る時のテクニックとは?

保育士の中田馨さんが、集団行動での子どものトラブルや困りごとに対しての親のNG対応について教えてくれました。「すぐにお友だちに手を出してしまう…」、「なんでいつもお友だちとケンカするの…」とお悩みのパパやママはぜひチェックしてくださいね。

目次

・友だちに手が出る、おもちゃを取る…こんな時は?
・ケンカは悪いことではない!


お友達とケンカイメージ


こんにちは!保育士の中田馨です。保育所で子どもたちの遊ぶ様子を見ていると、お友だちが関わってきたときに何かしら「親が困ってしまうこと」が起こるものです。2人、3人だと分かりにくいですが、集団になると見えてくることもあります。すぐにトラブルを起こしてしまう…とお悩みの親御さんもいるかもしれません。

そこで今回は、子どもが集団行動で起こした困りごとに対しての親の関わり方についてのお話をします。

友だちに手が出る、おもちゃを取る…こんな時は?

集団で遊んでいると、あそび方が違ったり、相手のおもちゃが欲しくなったりして、手が出たりおもちゃの取り合いをすることがあります。
相手のあることなので、どう対応すればよいか悩んでしまいますね。自分の子が、叩いたり、おもちゃを取ったときは、お友だちをケガさせないためにも止めるとよいでしょう。「叩いたらダメ」「お友だちのおもちゃを取らない」ことを伝えます。そして、子どもの「イヤだった」「欲しかった」というその時の気持ちを代弁して共感しましょう。「すぐに叩いて乱暴な子」とか「“かして”って言えない子」などとレッテルを張らないようにしましょう。この時よく言うのが「お口で言って!」という言葉。「お口で言う」とぼやけた言い方をするのではなく、何をして欲しいか明確に伝えることも大切です。ですので、何度も繰り返し「イヤな時は“イヤ”っていうんだよ」「お友だちが持っているおもちゃは“かして”って聞こうね」など伝えます。


ケンカは悪いことではない!

子どもがケンカを始めると、親はヒヤヒヤしますよね。「お友だちに嫌な思いをさせていないか?」「ケガをさせていないか?」などが心配なことだと思います。

ここで大切なことは、「ケンカは悪いことではない」ということ。ケンカをすることで、相手には自分とは違う思いがあることが学べます。自分の意見も言えますし、自分の意見が通らないことを知れます。今、子どもは人間関係を身をもって学んでいるのです。

もし、気の知れたお子さんとのおもちゃの取り合いになった時には、親同士に余裕があるのなら、すぐそばで見守るのもよいでしょう。

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